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部活と仕事と練習試合 (18/40)

カルチャーショック

娘のバスケット部の練習試合を見にいった。
カルチャーショックをうけた。

もしかしたら、中学高校の運動部経験者であればあたりまえの光景なのかもしれない。
だけど、そういう世界とご縁がなかったわたしにとっては、驚きの光景だった。

「おい、おまえ、なにやってるんや」
「はぁ(溜息)‥‥ちゃんとやってんのか」
「もう、帰れ」

相手校の指導者が、自校の中学生たちにむかって、こんなことを言っていた。

指導者と中学生の関係性や、これまでの経緯があってのことだろう。
とくに中学校の先生の部活も含めた労働時間の問題もあるだろう。
そんなことを差し引いて考えてみても、保護者が見ているという状況で、わたしにとっては「ん?」と思う光景だった。

こんな風に書くと、サイアクな先生みたいになってしまうが、とても熱心な指導者なのかもしれない。

娘のバスケ部は総勢10人くらいなのに対して、むこうは30人以上の部員がい流ので、それだけ生徒があつまる部活なのかもしれない。
練習試合を中断して何回もホワイトボードをつかったり、身振り手振りで解説しながら、真剣に指導をしていた。
そして、生徒たちは、その都度おおきな声でなんども「はい!」とこたえていた。

そういうもんだ

そんな光景を、保護者はフツーに見ている。
だから、運動部や試合とは縁のなかったわたしにとってカルチャーショックなだけで、世の中こんなものなのかもしれない。

かたや娘の方の指導者は、熱血先生のような一方的な解説や指導ではなく、「あの場面、どうだったと思う?」と聞いて生徒がこたえておわりで、娘たちはよく笑っていたのが印象的だった。
相手チームの中学生たちは常に真剣な表情で、練習試合中はいっさい笑っていなかったから余計にそう思ったのかもしれない。
あとで娘にきいてみたら、ほとんどの学校があんな熱血先生みたいなタイプで、じぶんたちの先生はそうではなくてラッキーだと言っていた。

選手層のあつさや、バスケのうまさでは、圧倒的に熱血先生の部活の方がつよい。
強いというのは、そこからある種の自信や信頼がうまれていく。
そして、先生自身も、生徒も、その保護者も、疑問を感じずに「そういうもんだ」と思っているかもしれない。
「ん?」と疑問に思っても、なかなか口に出して言えないだけかもしれない。
運動部の練習試合初体験のわたしだけが、驚いているだけかもしれない。
娘も、そういう熱血先生の部活に入れば、いまの先生がラッキーだと思わないだろうし、「そういうもんだ」といずれ思うだろう。

部活と仕事はにている

ここで、どっちの部活がよいとか、指導者のあり方とか、部活の社会問題とかを論じたいわけではない。

練習試合を見ていると、部活と仕事はにているような気がしてきた。

部活の勝負強さは、仕事における成果みたいなものだ。
指導者と生徒のかんけいは、上司と部下にも置き換えられそうだ。
もちろん、部活と仕事はちがう。
だけど、「ある目的のために人があつまっている」というチームや組織としてながめてみると、おもしろい。

部活も仕事も、その集団独特のルールや雰囲気ってあると思う。はじめは「ん?」と思っていても、なじんでいくうちに「そういうもんだ」になっていく。
いっかいなじんでしまえば、なかなか外からの「ん?」という視点をもつことはできない。
部活も仕事もおなじことが言えそうだ。

なんかいも言うけど、熱血先生の言葉づかいや態度はぜんぜん好きになれないけど、批判しようと思って書いているわけではない。
非運動部カルチャーのなかで育ってきたわたしにとっては衝撃的だっただけで、バリバリの体育会系の人からみたら娘の先生の生ぬるさにびっくりするだろう。

練習試合

人生初の練習試合観戦は、そんなこんなで刺激的だった。
どうせするなら、部活も仕事もご機嫌にやりたいと思うのが正直なところだ。

部活と仕事は似ているけれど、仕事とはちがう部活のステキなところを見つけた。
練習試合のさいごに、中学生たちが相手の指導者のところに行ってはなしを聞くという場面があった。

仕事だったら、ちがう会社や部署の上司からフィードバックを受けるような感じだ。
仕事ではそんな機会はなかなかないし、第三者が見学するようなオープンな場面もないだろう。

そう考えると「練習試合」のある部活って、仕事とくらべたらなかなか健全な部分があるようにも思えてくる。

そんな部活を見習って、わたしの仕事でも「練習試合」をやってみようかと思う。
まずは相手をみつけることからだけど。
ということで、「練習試合」をしてくれるチームを募集しています♪

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小西秀和

アートとカレーがすき。 福祉のお仕事しています。 noteでアウトプットの練習中。
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