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空日記

20230605 晴れ 雲ちょっと

君が「たくさん空を見て」と言うから、帰りの電車ではできるだけずっと空を見た。
誰もが小さな画面から目を離せずにいるこの電車の中で、私は耳には音楽を、目には空をあげた。疲れた自分に寄り添ってくれるような優しい音楽を聴きながら空を見た。
空はずっと綺麗で、神秘的で、不思議で、全く同じ瞬間がない。雲の具合と雲の間からさす光、少しづつ変化する空の色が面白くて、地上にいた電車はあっという間に終点へ向かって地下に潜ってしまった。
電車を乗り換えてまた空を鑑賞した。ふと時間を確認すると、小さな画面には「19:05」とあった。すごい速さで過ぎていく建物の間から覗く夕方の空に、水色がたくさん残っていることに気づいた。19時台でまだこんなに明るいなんて、嬉しい。
私は夕暮れの綺麗な空を長く楽しめるこの季節が好き。空は水色からピンクへ、ピンクから赤へ、僅かな時間で赤が消えると一気に青になる。絶妙な雲のかかり具合も綺麗。家の窓から見る 西の空に広がる虹色の日没も綺麗。


20230606 空一面真っ白

雨の日、曇天の日は気分が下がるけど、その時の空もそれはそれで面白い。私に近い雲と、宇宙に近い雲があって、それぞれ違う色の白色をしている。どこに立って空を見上げても一面真っ白。
でも、その白が雲なら、手前に見えるもうひとつの白いものは何?これも雲だよね?朝も昼も夕方も真っ白(もしくは灰色)なのすごいな〜、これ全部雲なの…遠ーくに一面に雲があるんだ、飛行機に乗って上から見たら白い海みたいかな。どこまで行ったら青が見えるかな。
そんなことを考えながら大学から駅への道を歩いた。右手には傘、左手にはスタバのカップ(ホワイトモカシロップとブレべミルクの入ったアイスブラックティー)。今日は虹色の日没を見ることなく黒い夜になった。

君のいるところから見える空はどんな空だったかな。今日はたくさん空を見た?面白いから顔を上げて見てみなよ〜。



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