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GMの西武新2000系2連を動力化する

今期のアニメで「終末トレインどこへいく?」ってやってるじゃないですか。あれ良いですよね。知人からのススメもあって見ることにしたのですが、1話から西武線が出てきて興奮してしまいました。ファンタジックな終末世界というのも新鮮で、毎話不思議な感覚になりながら見ています。すすめてくれた某氏ありがとう。今回はこのアニメの主役?を張っている電車の模型のお話です。

終末トレインの模型がほしい

アニメに登場するのは西武新2000系の2連。いまや新2000系は後継車に押されて端役にまわってしまい、少し寂しく思います。優等運用の機会も減ったようで、増結用である2連の出番は少ないのだとか。

しかし、前パンを掲げて走る姿はとても魅力的。何度も乗ったことがあるし、アニメでも大活躍…そうなると、やっぱり模型が欲しくなっちゃうのでした。これはもう模型鉄のサガですね笑

ところが、この模型がちょっとクセモノ。アニメに出てくるのは後期型の2463Fですが、数々のバリエーションを展開しているグリーンマックス製品から作中の仕様ドンピシャの車両を手に入れるのは難しいのです。

こうなったら中古店を定期的に巡って地道に探すしかない…と思っていたのですが、1週間たたないうちにあっさり見つかってしまいました笑 こういうときだけ運が良いんですよね。

とりあえず箱から出してみた図

前面貫通扉の窓は大きいタイプ。ベンチレーターが撤去され、ロゴも「SEIBU」から「西武鉄道」に変わった後の姿で、まさに作中の仕様と言えます。惜しむらくは車番。アニメに登場するのは2463Fですが、模型のプロトタイプは2453Fでした。いや1文字違いかいっ!!超惜しい。

そうだ、動力化しよう。

とりあえず車両は手に入ったのですが、このモデルは実車にならって増結用とされているため動力が入っておらず自走できません。でもやっぱりアニメのように2両で爆走させたい!ということで動力ユニットを組み込みたいと思います。いつか8連とか買って併結して遊ぶ〜ってなった時にも補助動力として使えますからね。というわけで色々買ってきました。

今回の材料

まずは分解。床板→屋根板→ライトユニット→ガラスの順に分けました。ライトユニットはめっちゃ固くて外れにくいので、他サイトで紹介されていた方法を参考にしました。すなわちヘッドライトレンズを爪楊枝で押して引っかかりをなくし、ライトユニットを上から指で押して下方向に外します。肉薄の車体を破壊しないかヒヤヒヤしながらの分解は大変。わざわざ方向幕ステッカーとか分売するんだったらもう少し分解を考慮した設計にしてほしいところです…

つづいて動力ユニットの加工。先頭車での使用にあたり、片方の台車のカプラーポケットを切り取ります。

カプラーポケットを切除したところ

カプラーは前オーナーによってTN化されていましたが、台車とカプラーが干渉するため現物合わせでカプラーの根元を切除。根元を切るとバネが使えなくなるので本来は躊躇するところですが、今回は買ったときからバネが無かったので踏ん切りがつきました。

左:加工後 右:加工前

あとは台車枠と床下機器をGクリヤーで接着して動力は完成。これで先頭車に動力を組み込めます。

今回は方向幕も重要です。前オーナーによって「準急/各停 │西武新宿」に設定されていましたが、ここは当然「急行│池袋」一択!アニメ作中で、行方不明になった友達を探しに一路ひた走る電車の姿をイメージしつつ、ステッカーを貼ります。

最後に、バラバラのパーツたちを組み戻して完成です。

作中と同じ「急行│池袋」でキメる

車番こそ違いますが、いちおう終末トレイン仕様として整備したこの2連。でもよく考えると、これはただの池袋線での活躍末期の仕様なのでは?まあちっちゃいことは気にしてはいけません笑

ホントはウェザリングしたり車体にゴーヤを巻き付けたりもしたいのですが、今後の他車との併結も考えて見送りました。そちらのほうは既にSNS上でも作例が上がっていますしね。

今度はこれに合う舞台を用意してあげたいと思います。いつになることやら…

今回はここまで。ご覧いただきありがとうございました。



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