血管は臓器ではないが一番体の中で量が多く血管が損傷するとあっちこっちに病変が出てくるので健康のバロメーターと言われます。血管は約１０万キロ有ると言われその９９％が毛細血管です。毛細血管は動脈と静脈をつなぐ血管で酸素と栄養を全身に送り届け、二酸化炭素と老廃物を回収する働きがあります。健康のバロメーターである毛細血管が下記の理由で消えてしまい病気を引き起こしているのです。毛細血管が消えることを「ゴースト血管」呼ばれ、早い方は２０代から始まり６０歳を過ぎると約４０％の血管が消えてしまっているのです。

ゴースト血管とは、毛細血管には隙間がありその隙間から血液成分が微量に漏れ出すことで周辺の細胞に栄養と酸素を届けています。その為毛細血管がゴースト化してしまうとその周辺の細胞が死滅してしまい健康や美容の妨げになります。

【ゴースト血管の主な症状】
冷え性―血液が表面に届く迄に冷えてしまう-むくみ
頭痛、倦怠感、シミ
認知症―アミロイドβが排出できない
骨粗しょう症―カルシウムなどの栄養成分が届けられない
全ての病変の原因と言っても過言ではありません。
　ではなぜゴースト化してしまうのでしょうか。

【ゴースト血管になる原因】
1.     加齢
2.    ストレス
3.    睡眠不足―睡眠時に毛細血管を修復するため
4.    食生活の乱れ
等が挙げられます。

ゴースト血管になると無くなったまままのでしょうか。石原クリニックの石原新菜院長は、下記のことをすればゴースト血管は復活すると言われています。

【ゴースト血管を復活させる方法】
Tie2という酵素を活発化させる
　　ヒハツ（香辛料＊注１）・桂皮（シナモン）・ルイボスティを摂る
指先をマッサージする

なぜ指先かというと、指先には
1.     経絡の起点であり経穴が集中している。
2.    指先には動静脈吻合（どうじょうみゃくふんごう）と言って毛細血管を
　　通さずに動脈と静脈が合わさっている血管があり、この血管が温度調節
　　をしてくれる。　　　　
3.    末梢神経が集中しているため脳に刺激を与える

【指先刺激】の８大効果
1.     認知症予防
2.    健康寿命が長くなる
3.    気力が湧く
4.    記憶力UP
5.    安眠
6.    冷え性解消
7.    血圧安定―末梢血管の抵抗を取り除く
8.    運動機能UP

このような効果があります。ではどのようにマッサージすればよいのでしょうか。

【指マッサージの仕方】
1.     ツボ・経絡をしっかり刺激する
2.    身体の表面に対して垂直に押す
3.    押す・つまむ・こする・叩く・ほぐす・筋肉を動かしてこするといった刺激を与える
4.    必ず両手を同時に使う
5.    最低１日１回３分

自分の手でするのもいいですが、健康関連グッズの店やネットなどでたまにリングや指専用のマッサージ機が売られていますので、そのようなものも利用されると良いでしょう。

＊注１　
「ヒハツ」ー別名ナガコショウやロングペッパーとも呼ばれ、沖縄名物のソーキそばなどに使われているている香辛料。「島コショウ」と呼ばれることもあります。

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