腸活をしょうNO6 小腸ケア・大腸ケア
菌と言えば不潔だとか病気だとかという悪いイメージを持たれそうですが、人を含め生物は微生物(菌・ウイルス)がいなければ生きていくことはできません。いかに共生をしていくのかが大事です。ほんの20年ほど前までは一部の研究でしかなかった微生物ですが、最近ではこのような言葉もできて微生物の研究が活発となってきました。
マイクロバイオータ:人と共生する微生物(菌・真菌・ウイルス)の総体
マイクロバイオーム:人と共生する微生物の遺伝子物質を含めた総体
人と共生する微生物の中でも最近最も注目を浴びているのが腸内微生物です。この腸内微生物が生息している『小腸』・『大腸』をケアすることを『腸活』と言います。腸内微生物は今解明されているだけで1000種類100兆個生息していると言われ、善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7のバランスが一番良いバランスだと言われています。でも腸活は腸内微生物のケアだけではないのです。
小腸ケア
★栄養を吸収する絨毛(じゅうもう)をつくる
絨毛の表面積が増えると吸収効率が良くなります。
しかし現代人は絨毛の成長の阻害や損傷が多く見受けられます
絨毛の損傷や成長阻害の原因
●グルテン(小麦・大麦・ライ麦など)の免疫反応による損傷
●クローン病や潰瘍性腸疾患による損傷
●ロタウイルスやノロウイルスなどの感染症による成長阻害
●たんぱく質やビタミン不足による成長阻害
●遺伝的要因
●薬物の影響
★細胞同士のバリア機能の形成
☆小腸ケアにお勧めの栄養
粘膜の形成ーマグネシウム・亜鉛・ビタミンD・ビタミンA
新陳代謝ービタミンB群
エネルギー源ーグルタミン(アミノ酸)
大腸ケア
下記の食品をバランスよく取り入れ大腸のケアをしましょう。
●発酵食品を摂る
みそ・納豆・漬物等
●プロバイオテイクス
生きた微生物を入れるー乳酸菌飲料・ヨーグルト等
●バイオジェニックス
生きた微生物の代謝産生物ー短鎖脂肪酸・ペプチド・ポリフェノール等
腸は健康の要であり砦です。腸に限ったことではありませんが一番悪いのは『ストレス』です。精神的なストレスもあれば肉体的なストレスもあります。私は全否定は致しませんが、身体にとっては薬物はストレスです。服用しないで済むものは服用しないで、まずは食事をはじめとする生活習慣の改善で身体を元に戻しましょう。
腸活の開始年齢は関係ありません。始めた時から腸は変わります。さぁ今日から始めましょう。
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