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お寿司業界はアパレルのように二極化していくのだろうか

この間くら寿司に行ってきました。一人で行ったのですが、とても快適でゆったりお寿司を楽しむことができました。そこで思ったことはあります。

お寿司業界はアパレルのように二極化していくのだろうか、と

そこのお店は都市型店と言われていてかなりオートメーションが進んでいました。受付からお会計まで店員さんとは一切接することなく完結しました。各々のテクノロジーは真新しいものはないような感じでしたが、ひとつの店舗のパッケージとして完成されていた印象です。

オートメーション化により人件費がカットできていたり、滞在時間を短縮化できたり売上を上げるという観点でのメリットがたくさんありそうだと思いました。つまり販管費などがカットできる分原価に回せるのではないかと考えました。つまり回転寿司の品質は向上するのかなーと。

回転寿司なので客単価はお寿司業界の中では最安値だと思われる。くら寿司は単価で考えると、アパレルにおけるファストファッションという立ち位置になると思う。

低価格帯の品質の向上、つまりコモディティ化によって業界に変わるのだろうか。似たような状況がアパレル業界でもあったと思います。アパレルと同じようなことが起きるのでしょうか。

結論、起きないと思います!

理由は2つあります。
①原価率が高いので原材料の品質が価格にダイレクトに反映されるから。
 アパレルと違ってお寿司は原価率が高いと思います。なのでたとえ販管費をオートメーション化で削減しても原価の影響が大きいと思います。なので価格による品質(ここでは味)のグラデーションが概ね比例傾向で変わることは考えにくい。これは理由の1つ目です。
②お寿司(飲食)業界はアパレルよりもコミュニティの影響が大きいから。詳しくはコチラを読んでほしいです笑
飲食はアパレルと比べて触れる頻度が高いです。多くの人が1日3食である一方で洋服を買うのはそこまで多くないと思います。(1日3回以上洋服買っている方がいましたらすみません。)朝ごはんを抜いたとしても1日に2回という接触する頻度が高まる可能性が上がります。つまり想われる時間が長くなりやすいということ。したがってコミュニティと相性が良いと結論づけました。そしてコミュニティを形成すると一定の売上を確保しやすいということになります。これが理由の2つ目です。

今回はくら寿司に行ったときに考えたことを深ぼってみました。二極化、というのは自分の中で今キーワードになっています。これからもいろんな業界で二極化が起きうるのかどうか検討してみたいと思います。


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