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回覧板

夏休みも終盤も差し掛かり、やっと夏休みのスケジュールはなんでもかんでもゆっくりめ


今日も遅めに家を出ると町内の回覧板がドアの取っ手のところにかかっていました


今はダメ~

かえってきたらすぐに次の人に回すからまってて~


夕方に家に戻ると今度は子供会の回覧板がそっと玄関の外に置いてある転車のかごの中に置いてありました。


…帰ってきたらすぐに次の人に回すから思っていたけど2つも回覧板があると玄関先でちょいっと中身を確認して家の中に入らずに回覧板を次の家に持っていくのはちょっと時間かかりそう


それよりか手にもっている荷物を下ろしたい、
顔も洗いたい、
全体的に汗ばんでるからさっぱりしたい!
休憩してから、

 

回覧板もうちょいあと!

回覧板を回すことを後回しするのにどんだけ理由をつけないとそうできないんだか もう


いったん一息ついてからふと、机の上をみると町内会のと子供会の回覧板が待っている


そうだった、回覧板中身確認して次の人にまわさないといけなかった。



このご時世で子供会の行事は三月ごろに大体決まっても毎月なしのお知らせが回ってくる


町内会のお知らせも神社のお掃除とか、町内会でいく旅行とかなのでそういうのに興味がない人がほとんどだからどんどんと町内会の活動に参加する人も減っている


回覧板に名を連ねている人は昔からこの地域に住んでいる人たちばかりなんじゃないかな


私も町内会に参加しているとは言えなくてこの回覧板を回すぐらいしかしていることがない


上の階に回覧板をもっていくときにまた汗をかいてしまいそうだけどなんでか、非常階段を使ってみたくなった


この夜の時間帯は家の外にほとんどでたりしない、自分の住まう階と違う階にも上がったり下がったりもしない


だから非常階段を上りながらほとんど初めてみる風景に目が奪われてしまった


同じようなデザインの扉が並んでいるはずなのに、住んでいる人の雰囲気がなんとなしに表れていているような気がしたり


特にいつも見ている空がもっと高いところになって、ずーっと向こうに見える山の影の西から  


近くを通って


今度はずーっと東のほうへ
右手に曲がりながら細く長く流れていく
テールランプやヘッドライトの灯りの彩りに
見とれてしまった