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soil祭りで見えた子どもたちの輝き

子どもの居場所soilを立ち上げて1年が経ち、3/24(土)に「soil祭り」を開催しました。

子どもたちが1日カフェ店員さんになる体験コーナーでは、3色おにぎりと豚汁作り。

具だくさん豚汁の下準備!たくさん野菜を切りました〜
おにぎりもたくさん握ったよ〜♪

子どもたちが野菜を切ったり、味噌を溶いたり、おにぎりを握ったり、カフェスタッフになりきりました。
低学年の子の参加が多く、少し危なっかしいところもありましたが、張り切る子どもたちの気持ちを大切に、スタッフも見守りながら一緒に作業を楽しみました。

おいしくなあれ!

この日は、開店と同時に、地域の方々がたくさん訪れてくれました。

「おにぎりと豚汁セットですね!」
チケットの説明をしたり…

「注文が入りました~」と声出しもばっちり。「何か仕事ありますか?」と積極的に自分にできることを探す子もいました。
笑顔と元気、店員さんに必須の接客態度は、花丸です!

おやつづくり体験コーナーは、たこ焼き器でベビーカステラづくり。途中、紙芝居のボランティアで来てくれたUさんも手伝ってくれました♪

ずっと立ち仕事なので、結構大変なのですが、どんどん上手に焼けるようになりました👏

カフェに来てくれた地域の大人の方々も、子どもたちの頼もしい店員さん姿にびっくりされたり、微笑んでいたり、とても温かな空間になりました。

小さな子どもも楽しめるように、工作コーナーを手伝ってくれたボランティアのOさん。子どもたちにくるくるレインボー作りを教えてくれて、テーブルはいつも賑わっていました。
Oさんは、得意の工作を生かして、soilの活動を日頃からお手伝いしてくださっています。(Oさんのように、こどもたちの活動のボランティアをしてくださる方、大募集です!)

前日の準備はスタッフで。みんなが楽しめるように飾り付けしました!

ICT体験コーナーも、ipadでお絵描きしたり、音楽ゲームをしたり、switchでゲームをしたり、大人と子どもが機器を通して交流。盛り上がっていました。

機器の使い方に詳しいスタッフが、子どもたちのちょっとした疑問にも答えます。

ランチを食べ、一息ついた頃、朗読ボランティアのUさんに本格な紙芝居を披露して頂きました。 迫力ある語りに、子どもたちも物語の世界に引き込まれていました。こういう体験、最近は少ないですよね。

紙芝居が始まるよ〜カチカチカチ!

ハートフル・ポートでは、いろんな年代のいろんな立場の方々が来られるので、いろんな出会いが生まれます。朗読ボランティアのUさんは、子どもたちの為に、また紙芝居や絵本を読みに来てくれるそうです!楽しみにしていてくださいね!

入口には、子どもたちが作ってくれた作品やイラストの展示
フリースペースに来る子達が、イラストを描いてくれました!
看板も子どもたちの手作り!

来場された方々から、「こんなに遊べるものがあったなんて知らなかった」という声や、「子どもたちがこんなにしっかりしてるなんてびっくりです」という声も聞かれました。

この一年、soilで子どもたちを見てきて感じるのは、子どもたちには、とても力があるんだなぁということ。
何かを教えなくても、自然と人の役に立とうと動いたり、やってみたい!という好奇心もいっぱい。

soilが立ち上がった経緯のひとつに、「今、学校には行けない、または行かない子が増えている、そういった子にも自分らしくいられる居場所を作ろう」というものがありましたが、ここハートフル・ポートでは、学校に行きたくない子も、学校に行っている子も、同じ空間で、それぞれ好きなことをしているし、自然と交流も生まれています。
子どもたちにとっては、そこにいる子が学校に行く、行かない、はあまり関係なく、自分らしくいられて、なんか楽しいと感じている。だから、日々この場を訪れてくれているのかなと感じます。
子ども達の年齢もバラバラですが、自然にコミュニケーションが生まれ、友達のような感覚も育まれています。

そして、そういった子どもたちの力が育まれるのは、地域の皆さんのような大人たちの関わりもとても大きな土壌になっています。
soil祭りでは、大人が子どもたちに接客される体験をして頂き、大人の喜ぶ顔を見たりして、子ども達も自信をつけたのではないかなと感じました。
片付けが終わり、一日がかりで疲れたかなと思いましたが、子どもたちみんな「楽しかった~!!」とキラキラの笑顔を見せてくれました。

地域全体を子どもたちが住みやすいまちに。
これからも周りの方々と協力し合いながら、子どもたちにとって、楽しい場、ほっとできる場、チャレンジできる場を創っていきたいと思います。

ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。

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