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★ブスも美人もイケメンもオジサンも、自分を商品として磨きマーケターとして生きる(「ブスのマーケティング戦略/田村麻美」を読んで)

「ブス、ブス、ブス」とブスの連呼・オンパレードの本であるが・・・

自分を客観視しブスを自覚、「ブスのくせに」と言われながらも「ブスだからこそ」できた成功ストーリー「ブスだからこそ」人の百倍行動し美人の百倍傷ついて道が開けたということである。本を売るためでもあるからだと思うが、「象徴としてのブス」へ意図的に焦点を合わせているが、本書の内容の本質は違うところにあると受けとめた。

以前購読した「マーケターのように生きろ/井上大輔」を思い出す

ミュージシャンを目指すも挫折した「暗黒の学生時代」を起点に著者が「自分本位」から「人の期待に応えられる人」に生まれ変わっていく。つまり、起点は「ブス」でも何でもよくて、美人もイケメンもそれだけでは人としての魅力も能力もあるわけではない。結局、自分のことを自覚し、どうありたいかを考え、生きていくことは誰にとっても変わらない、普遍的に必要なことである。

さて、自分はマーケターとして生きてきたのだろうか。何の取り柄もなかった(と自覚する)自分が、比較的学校の勉強ができたことで、一定程度の学歴・有名企業勤務という「肩書」を得て「結果的」「総合的」に「まあまあ」な感じで生きてこられたとは思う。ただ、これで良かったのか?あるいは、人生100年時代、これからのことを考えると中途半端であった(ある)ことは否めない。ブス…いや田村さんの生き様に魅せられて自分自身のチェンジオジサンへのきっかけとしたい。

▼「ブスのマーケティング戦略」要旨▼
🔹自分を商品と考える
・小学校時代にブスを自覚→ブスの調理(戦略)へ
🔹性欲をエネルギーに変えて商品力を高める
・ブスの性欲は勉強の動機になる(ブスこそ勉強)
・客観的な実績を得て自信をつけるー浦和一女/立大/税理士
・男のターゲティング=「ガリ勉型」に絞り、自身もガリ勉型に商品改良
🔹神童からただのブスへ
・高校はトップ校→強みが通用せずビリ(市場が変わった)
・「おもしろいブス」「話しかけられやすいブス」に商品改良
・武器を増やし、総合力を上げる(3C分析)
 「学力オンリー」からの脱却
・目標に期限を設定→行動に移せば何とかなる
 処女喪失を目標の2年前倒しで達成
 ブスは待ってはいけない、出会いを作りどんどん告白する
🔹百回の合コンで学ぶ
・リーン・スタートアップ(ブスに有効)
 未完成のまま市場に出すだけでも、すごい学び
・居心地のいいブス(話を聞いてくれる、会話途切れない)
・培った傾聴技術ーあらゆる場所で役立つ(後の税理士として)
🔹ブスの肩書は重要
・やりたいことがないなら資格をとる(行動のガソリン)
・ブルーオーシャンで勝負
 ブス×税理士×一芸(希少価値)
🔹ブスの結婚/起業
・ターゲットと自分の4Pがフィットするポイントを考える
 トライ&エラー、確率を上げる
・足立区の気さくな女性税理士-ふざけたHPによる集客(成功)
 差別化ーエリアマーケティング/ブルーオーシャン/ニッチ戦略
・自分を追い込むと行動できるーブスは動かなくてはダメ
・早大大学院入学(MBA)ー満たされたブスに
・文藝社からの執筆依頼
🔹美人の作業
・経年劣化に備えよ/製品ライフサイクルを意識せよ

田村麻美 著

▼「マーケターのように生きろ」要旨▼
<マーケターのように生きる=求められる人へ>
🔹マーケティング4STEP
①市場を定義②価値を定義③価値つくる④価値を伝える
🔹松下幸之助ーマーケターの元祖
🔹顧客の声を聞く=顧客の理解する、心の奥を探る
🔹実践の知識
 情緒的価値/How to say(腹落ちさせる)/調査
🔹市場の定義/自分のキャリアに応用
・市場を見直す→自分の意識を変える
・自分という商品をどこで売るか?
🔹価値の定義
・実利/保証/評判/共感
・相手の重視する価値=「心」がわかること
🔹価値をつくる
・機能・品質/主張/外観
・SNSは最高の練習場ー誰かの役に立っているか
🔹価値を伝える
・覚えてもらう/好きになってもらう/選んでもらう
・相手に知ってもらう義務→自己アピール
・仕事・キャリア・人生に活かす
・新しいチャレンジは心地悪い→成長ゾーンへ
・みんなそれぞれ特別(JYパーク)
・ホールネス(社会→個人、個人→社会)

井上大輔 著

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