学校での「音」ってものすごく大きいこと知っていますか?
6月に入り、中三の娘ちゃんは週に3日ほど給食の時間+お昼休みを学校で過ごしています。授業が終わるギリギリの時間に教室に入り、昼休みの時間にそっと帰る。
そんな日々を、もう長い時間、繰り返しています。
私が子供たちの学校に付き添って9年目で思うことは、
学校はものすごく音が大きいこと。
娘ちゃんは聴こえすぎ、専門用語でいうと聴覚過敏です。だから、音の大きさはその場での過ごしやすさに影響します。
小学生の頃は、イヤーマフを使う時もありましたが、やっぱり周りの理解がないと難しいんですよね。
しかも、年齢が大きくなればなるほど、周りの視線や言葉が気になるし…。
音が人より聴こえすぎるタイプがいること。
いろんなものが見えすぎると集中できないタイプがいること。
こういうことを、学校などの場をつくっている人が理解し、一緒に過ごす人に伝えて理解を求めてくれれば、いろんなタイプの人も過ごしやすくなるのだろうと思います。
でも、現実は難しい。
本人がいつかは自分で伝えなくちゃいけない時は来るのですが、タイプによっては難しいですからね。
だから、周りの大人がサポートしながら、いつかは自分で伝えられるような、そんなことができたらいいなと思っています。
学校に戻りますが、どんな音が大きいか。
まずは、先生の声。
廊下の外まで聞こえるような、張り裂けんばかりの声に、娘ちゃんの登校の付き添いのたびに驚きます。
次に、チャイム。
休み時間におしゃべりや活動していると聴こえないこともあるからでしょう。かなり大きい。
最後に、校内放送。
休み時間や掃除の時間、そして、運動会の放送など。放送の音もかなり大きい。
娘ちゃんが小学生の頃、小学校の放送が近くにある市役所の中まで聞こえていて、職員さんも驚いていました。
中には、校内放送で注意をする先生がいて、
「放送で注意するんじゃなくて、伝えたい子のところまで行って伝えたらいいのに…。」
と思いました。
というのも、私の子供たちは、他の子が注意されているのを見て、自分が注意されているように感じて学校に行けなくなるタイプだったからです。
でも、冷静に考えれば、大声で怒っている声が校内中に聞こえるって、いい気分はしないですよね。
授業参観ではわからない学校の様子かもしれませんが、学校の日常はこんな感じです。付き添いをして9年目になりますが、いつになっても状況はあまり変わっていないんですよね。
時代が令和になっていない。
そんな感じもします。
いろんなタイプの子が過ごす学校だからこそ、それぞれの困り感を知って歩み寄って、どうやったら過ごしやすくなるのか。
そんな風に考えられる場所になったら、大人になった時、今の大人よりも多様性を受け入れいろんな人と支え合える大人になるのかもしれません。
そのためにも、今の大人が、人それぞれの違いや困り感を知って理解することが必要なんですよね。
学校に限らず、会社やいろんな場所で「音」は影響しますので、少しずつ変わっていったらいいなと思いました。
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