_パルステップって何ですか__

パルステップ体験日記⑤〜システム導入で陥りやすい罠〜

こんにちは。かゆママです。

10月ももうすぐ終わりますね。前回の記事からいろいろと変化があった我が家の子供達ですが、いい方向に進んでいることと、進まないこととありますので、今回は私が陥ってしまった罠と一緒にこのことも少しお伝えします。

さて、パルステップだけではないのですが、学校にお願いしてシステムやプロジェクトを行ったとき、私は大きな失敗をしたことがあります。

それは、

「お願いして使わせてもらえるようになったんだから、何とか子供達が使えるようにならなくちゃ。」

と思い込んでいたことです。

システムやプロジェクト導入は大人主導になりがちですが、本来使う側の子供のタイミングがとても大切になります。

つまり、タイミングを逃すと使えないことが多いのです。

不登校のとき、子供の気持ちが安定している状況ではない場合、なおさら厳しくなります。

2年前からbytalkというチャットのアプリも使わせていただいているのですが、年度が変わるたびに使えない期間がありました。今まで使えていたものが使えなくなると、次に使えるとなっても全く見向きもしないということが、実際にあったのです。

いいシステムも、使えるタイミングは子供次第

無理に使わせようとすると、せっかくのいいシステムも嫌なものになってしまいます。

親としては、お願いしてやっと使わせてもらったという申し訳ない気持ちも出てくるのですが、ここは割り切るしかないのです。

そんなたくさんの失敗をしてきましたが、パルステップを使い出していい方向に動いていることがあります。それは、息子の進路のことです。

現在、息子くんは自信を積み重ねたこともあり、高校に進学すると進路を決めることができました。また、進学に向けて今までの学習空白を埋めようとパルステップで学習を進めています。

大きな変化としては、自分からわからないことを先生へ質問していることです。進学予定の通信制高校はスマホやパソコンで学習を進めていきますので、高校に向けての練習にもなっています。

反面、なかなか進まないことは、娘ちゃんの学習です。最初はパルステップでの学習が楽しくなっていたのですが、やはり苦手なことや難しい課題については、まだ向き合えません。

また、学校からさらに足が遠ざかったことが、娘ちゃんにとって「行きたいのに行けない」という大きなストレスとなっています。このような状況で学習の話をしても全てが嫌になってしまいますから、今はパルステップだけではなく教材を使った学習はお休みしている状況です。

学習できるということは、気持ちが安定していて自分から「知りたい」という気持ちがあるときじゃないと、かなり難しくなります。親としては心配になりますが、ここは踏ん張りどころかなと思っています。

最低限の読み書き計算を身につける方法

最後に、前回お伝えしていた「生活するために最低限必要な読み書き計算の力をどのように身につけたらいいのか?」を少しご紹介します。

まさに、現在の娘ちゃんが教科書や学習教材を使えないときが続いています。しかし、生活に必要な読み書き計算は、日常生活からでも学ぶことはできるのです。

例えば、

・スーパーへ買い物に行ったとき、お菓子を500円まで買っていいと伝え、自分で計算してみる。計算は電卓を使ってもいいことにすることで、「計算ができた」という達成感味わえるようにする。

・テレビやYouTubeなどの字幕で漢字の読み方や使い方を覚える。

・子供が好きなニュースやテレビの番組から、興味のあることを広げて話してみる。

など、生活している中で、少しずつスキルを身につけられるのです。特に、YouTubeの動画は子供たちが自分で好きな動画を選んで見ています。興味があることからの学びは、大人が考えているよりも遥かに大きく、難しい言葉でも意味を理解して解説してくれることが増えています。

また、ゲームをすることで、文字を読むことやポイントがどうやったら増えるのかを考え計算することもでき、驚かされっぱなしです。

ゲームに夢中になりすぎると依存症など心配にもなりますが、使い方や受け取り方を変え、会話をするときの話題にすれば他への興味が広がるきっかけにもなるのです。

みなさんもシステム導入に目を奪われすぎて、私のような失敗をしないようにしてください。

学校生活を取り戻すためには?

最後の最後ですが、パルステップの4番目のインタビュー動画をご紹介します。

大阪医科大学LDセンターの竹田契一先生の
学校生活を取り戻す為に必要なもの」です。

こちらの動画を見ていただくことで、親にとって必要な学校との関わり方を知ることができます。ぜひご覧ください。

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