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1/2成人式から10年後。不登校の時から変わったこと続いていること。

2023年9月。息子が20歳になり、私も母親になり20年経ちました。人並みに、学生生活を楽しみ、友達がいて、アルバイトをしていたり…。

という、よくわからない理想の20歳をイメージしていましたが、現実はというと、全く違います。

ちょうど1/2成人式があったころから学校に行けなくなっていた息子。学校行事だからと、1/2成人式用に息子への手紙を書いて渡す準備をした時のことを、ふと思い出します。

しんどかったら、みんなと同じことしなくていいのにと…。

子供の学びの機会を作り守るために、やってきたことをnoteに書き留めてきました。自分でもよくやったものだと思います。

でも、それだけ、よくある方法があわなかったということで、やってきたことがすぐに効果がでたわけでもありません。


いろいろやってきてわかったこと

いろいろやってきてわかったことは、不登校をなくすとか解決するとか、ちょっと違っていたのかなって。

大事なことは、子供が自分に合った場所や方法、人と出会い、「大丈夫」と思って、少しずつ自分のペースで歩いていくこと。

ただ、それだけのような気がしています。

側にいる大人。特に親は、自分の経験や当たり前と言われていることから判断するため、

「何とかしなくては」
「このままじゃ、進学も就職もできなくなる」

とか、いろいろ考えて、先回りをしてしまい、良かれと思ってやったことが裏目に出まくる…ということをやってしまいがちです。

逆に「今は見守りましょう」という言葉をかけてくださる方もいるのですが、優しい言葉であり、先の見えないふわっとした言葉だけに、じわじわと苦しくなってくるのも事実です。


じゃあどうすればいいのか?


ですが、正直、人それぞれなので、私にもわかりません。早く答えが欲しいし、何とか今の苦しい状況から脱出したい。という気持ちにもなります。

ただ見守ることは、親として無責任のような、子育てを放棄しているような気持ちになることもあります。

不登校から10年後の自分なりの関わり方

私が子供たちが不登校になって約10年経って、自分なりにこんな感じの関わり方がいいのかもしれないと思ったのは


  • 客観的に

  • タイミング

  • 自分を大切に


です。

「客観的に」

親だからこそ、主観的になり、知らないうちに子供を追い込んでしまうことがあります。だから、いかに客観的に子供を見ることができるか。同年代の子と比較せずに、目の前の子の成長過程と未来を考えて客観的に観察することが大事だと思っています。
私は客観的に見ることができるようになってから、待つことへの焦りや恐怖が少しずつ減ってきました。ゼロにはなりませんけどね。これは仕方ないです。

「タイミング」

客観的に観察できるようになってくると、「これは!」や「今じゃない」みたいなタイミングが少しずつわかってきます。そして、徐々に子供と話し合いながら決めることができるようにもなってきます。そのときに、必要な情報。例えば、学習方法や学校との関わり方、学校以外の居場所など、提案や試してみることができます。もちろん、合わないこともあります。それも含めて、子供自身が「自分に何が合うのか」「何が嫌なのか」を考えられるようになっていきます。

「自分を大切に」

子供にばかり集中しすぎると、子供にとって重荷になってしまうし、時間が経つにつれて「あなたのために頑張っているのに、何でできないの!」みたいにもなりますよね。子供はそんなこと求めていないのに。
だから、いつ終わりが来るのかわからない時間を見守るためにも、親が自分を大切にすることは、とても大事なんです。


具体的に自分を大切にするって何?


と思った方がいるかもしれませんね。

とにかく、無理をして自分を犠牲にしないことです。

例えば、好きな映画やドラマを見るとか。仕事をするとか。ひたすら寝るとか。
自分が生き生きとできることを無理なく続けることです。

そうしていると、子供のことばかり見ている時間もなくなりますから、いい距離感ができていきます。もちろん、子供が情緒不安定な時は、子供に寄り添う必要はあります。

自分と子供の状態を見ながら、お互いに無理をしない。どちらかが依存している関係ではなく、お互いが支え合う。そんな関係性になってくると、励ましあったり、刺激し合ったり、お互いできることも増えていきます。

ここで忘れては行けないことは、必ずしも、少しずつ前進することばかりではないとういうことです。後戻りすることもあります。

でも、大人になって自立して生きていく。

という時間軸でみれば、ちょっとしたハプニングですよね。

言葉で書くのは簡単。でも、現実は甘くない

とは言え、言葉で書くのは簡単ですが、現実は、やっぱりそんなに甘くなくて、結構、辛いんだけどと思うこと、多いと思います。

そんなときは、ぼーっとするのもいいと思います。

今まで私がnoteに書いてきた子供のことは、対外的に交渉してきたことや大変だったこと、制度のことなどです。

実は、今までもありましたが、高校生と大学生になり、今まで以上に世の中にあふれている、当たり前や対応策、制度が使えないことがあります。

グレーゾーンに近い発達障害だからこそかもしれません。

「突破口が見つからない。」
「動けない。」
ときに、やっていることも、これから書いていけたらいいかなと思います。(必要な人がいるかは不明ですが…。)


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