先日「鮭の鮭」を発見してから、他の魚の骨も調べたくてたまらなくなりました。みんな同じ形なの？大きさはどのくらい違うの？この骨がない魚もいる？
　気になって仕方がないので、調べることにしました。今回はポケマル経由でふるさと納税をし、お魚を取り寄せます。

　イチマン吉岡漁業部さんから購入しました。だいたい1～2kg（2～3匹）と書かれていたのですが、送られてきた写真には6匹も写っていました！なんてお得！！届く前から幸せな気持ちになりました。

　そもそも鏡鯛（カガミダイ）なんて聞いたこともありませんでした。この写真に「鏡鯛」と書かれていたので慌てて調べたのです。写真だけ見ると鼻づらの四角いがっしりした魚なのかと思ってしまいますが、届いてから魚を取り出してみると…。

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　丸い魚でした。鏡のようにピカピカしていて、とてもきれいです。鱗が全然ないため表面は少し傷ついているようでした。しかし見栄えは気になりませんし、むしろ鱗をとる手間が省けるので楽ちんでした。
　さっそく三枚におろしてみると、写真下部分にあたるお腹の骨がものすごく硬くて、出刃包丁が入りません。しかも背中とお腹についているトゲトゲが痛い！
　いつもはおなかに一本、背中に一本、筋を付けてから片身を切り取るのですが、今回は骨とトゲトゲを避けて少し上の部分に筋を付け、そっと剥がしていくイメージでおろしました。
　写真を見て分かる通り、肝がたくさん入っていたためお腹はぺしゃんこ。薄い身がとれました。ただしパンケーキのように薄く大きいため、３等分ずつに切ってから煮付け・塩焼きで食べました。
　煮付けにすると皮がトュルンとしていて、とてもおいしかったです。もちろん塩焼きにしても皮は柔らかくなりました。味はあっさりしていますが、脂多めというかんじです。半身を２日に分けて食べました。
　肝も煮付けにしました。こちらもトュルンとしていましたが、ちょっとだけジャリっとしていてお酒が進む味でした。これはおいしい！

　トゲトゲのついていない頭・カマの部分はアラ汁にしました。
　これがまた最高においしくて、さすが”鯛”の名前が付いているなと感動です。上手く食レポできないのですが、あっさり旨味の広がる味でした。ご飯にかけて食べたら幸せかも！

　肝心の「鏡鯛の鏡鯛」は、薄い骨だったので探すのに苦労しました。全然主張していないので気が付かず、胸ビレがついている部分をよくよく観察したら発見できました。「鮭の鮭」よりも薄くて横に長い骨です。また、「目」に見える穴も鮭より小さいです。”鯛”と名前に付いているので「鯛の鯛」に似たような形の骨だと予想していたのですが、全く違う形となりました。

　ふるさと納税で届いた魚は残り5匹（うち2匹は同じ種類）。いったいどんな骨が出てくるでしょうか。楽しみです！！