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ホームスクーリングにルールはあるのか?

学校では校則がある。理念や規則に則り、勉強し生活する。
ホームスクーリングという家庭内環境において、ケジメがつかなさそう。
曖昧になりそうで不安なイメージがあるのではないだろうか?
そこで今回は、ホームスクーリングに「ルール」はあるのかについてお話ししていく。

結論から話すと、ルールはある。家庭によって千差万別。


具体例として、ルール例を紹介していく前に大前提として、ホームスクーリングエデュケーターの立場について説明しておく。

ホームスクーリングエデュケーターの立場

ホームスクーリングエデュケーターは親御さんの教育方針に基づき、寄り添う形でサポートする。雇用主と従事者や上司と部下という関係よりも、相談できる相手として扱われることが多い。一緒に住むとは一緒に生きることもシェアしているから、割り切った仕事上だけの関係とは少し異なってくる。イメージとして、映画上で似ている立場のものは以下2つだ。
メリーポピンズはナニー(乳母、教育係)。
サウンドオブミュージックの主人公は家庭教師。
違いは、現代の親御さんはアカデミックにカリキュラムを教え込む要望をもっていないことが、ほとんどだということ。学校とは違うものを求めているからホームスクーリングを選択している。


【4つのルール】

※とあるご家庭の場合。

①親御さんの教育方針ルール

必須だと考えている科目
1-読み書き
2-数学
3-語学(国語なるもの、母国語)

大切にしていること
●1対1で学ぶ 3兄弟には 3人の先生
●1日のうち必ず外遊びの時間を設ける
●みんなで静かに座る時間
●姿勢を正すこと
●子供にスペース(選択権)をあげること

②クラスについて子供達とのお約束

●ローテーションに従って動くこと
●誰かが話している時は黙って話終わるのを待つこと
●宿題を一緒にしてもいい


③エデュケーターとして

●教え込まない。先生よりガイドまたはコーチとして接する
●やりたくないことを嫌な気分で担当しない
●自分に正直に、そしてそれを伝えることを恐れないこと
●手を貸すステップをなるべく減らしていくこと
●子供にあわせて大人がフレキシブルであること
●教材/グッズ/素材/用具などを豊富に揃えておく
※子供の興味が惹かれたものから可能性を広げるため


④ホームルール

※ご家庭の特徴が出る

●誰かが話している時は黙って話終わるのを待つこと
●必ずHUGする/おはよう、おやすみ、いってらっしゃい/おかえり
●お食事をいただく前に気持ちを落ち着けて「ありがとう」の時間を設けること
●食事の準備、後片付けはみんなで分担すること
●朝の体操/瞑想の時間は必ず参加すること


まとめ

書き出してみると、ごく当たり前のことばかり。
ホームスクーリングという家庭での取り組み方とは
規律から習慣へ、習慣から身につく振る舞い、これこそがゴールだ。
その接し方/アプローチの仕方は、叱る罰するとは異なる。
大勢の前という環境でもないため見せ物扱いになってしまったり、集団のペースに置いていかれるということもない。
むしろ、少人数だからこそ、個人のペースに合わせた理解力、成長スピードに寄り添うことができる

子供はいつだって、結果を見てくれる人がいるか確認している。
誰に褒められたいのか?
それは、過程を見守っていてくれた人にだ。
寄り添ってるかどうか。子供はいつだって確認している。

テストの結果だけを見て「100点だったね。凄いね。」は子供を認めてあげるには不十分であったりする。


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