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【形意拳譜】呼吸合道

[呼吸合道]
夫人以气为本,以心为根,以息为元,以肾为蒂,天地相去八万四千里,人之心肾相离八寸四分,一呼百脉皆开,一吸百脉皆闭,天地化工流行,亦不出乎呼吸二字。且呼吸之法,分有三节道理:初节道理,乃是色身上事,即练拳术之准绳,呼吸任其自然,有形于外,谓之调息,亦谓练精化气之功夫;二节道理,谓之身法上事,呼吸有形于内,注意丹田,谓之息调,亦谓之练气化神之功夫;三节道理,乃是心肾相交之内呼吸,无形无象,绵绵若存,似有非有,无声无臭,谓之胎息,也就是化神还虚之功夫。呼吸有三节道理,拳术有三步功夫,谓之明劲、暗劲、化劲是也。明劲者,拳内之法,伸缩开合之势,有形于外;暗劲者,动转神速,动则变,变则化,变化神奇,有形于内;化劲者,无形无象之手法,不见而章,不动而变之神化也。此三步功夫是练拳术之根本实际之道理,也谓之练术合道之真诀,知此道理,可谓之性命双修也

そもそも人は気を本(根源)とし、心を根(基礎)とし、息を元(基本)とし、腎を蒂(萼のような元となる部分)とし、天地との間は八万四千里臓であり、人の心臓と腎臓八寸四分離れており、息を吐けば百脉(すべての血脈)が皆開き、息を吸えば百脉が皆閉じる。天地が流行に長ずること、それは呼吸の二文字にほかならない。そして呼吸の方法は、三節の道理に分けられている。初節の道理では、ほかならぬ色身(肉体)上の事、つまり拳術を練習するにあたっての標準であり、呼吸は自然に任せ、外に有があり、それは調息と呼ばれ、練精化気の功夫とも呼ばれる。二節の道理は、身法上の事であると言われており、呼吸は内に形が有る。丹田に注意を払い、それは息調と呼ばれ、練気化神の功夫とも呼ばれる。三節の道理は、心臓と腎臓の交わる内呼吸にほかならず、無形無象であり、連綿と存在し続き、「像」は有るようで「実」は無く、音も無く臭いも無く、「胎息」と呼ばれ、練神環虚の功夫とも言われている。 呼吸には三節の道理があり、拳術にも三歩の功夫が有り、明勁、暗勁、化勁がある。明勁は、拳内の方法で、伸縮と開閉の勢であり、外に形がある。暗勁は、非常に速く転じて動き、動は則ち「変(変わる)」、変は則ち「化(化ける)」で、変化とは神奇なものであり、内に形は有る。化勁は、手法が無形無象で、「見る」のではなく「章」、「動かない」ではなく神へと変容させることである。これら三歩功夫が拳術を習う際の根本的で実践的な道理で、練術を道と合わすための真の秘訣とも呼ばれて、この道理を知ることは、性命双修(精神的な修練)が可能成るといわれている。

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