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アフリカ事件簿 #3 ~え、ナミビアに行っていいの?~

研究室で、わたしはロシアの北方林の研究に取り組んだ。ここでわたしは当時の自分に猛省を促したいのであるが、「海外との接点」などというふんわりした動機で、その後1年ないしは博士課程前期課程も含めると3年の将来を決めるべきではない、と強く伝えたい。

お主、物理も数学も苦手であっただろう?

そう、わたしの配属になった研究室は、物理や数学を重んじる研究室だったのである。南無。研究は苦手だった。けれど、研究室は楽しかった。3時のお茶休憩の時間のために研究室に通っていた。なんとか、逃げ出さずに卒論を書き上げることができた。
 
大学4年生から博士課程前期課程(いわゆる修士課程)に進むとき、アフリカの「ナミビア」という国で行われている研究に関わるチャンスが訪れる。というのも、研究室としてナミビアで実施されているSATREPS(サトレップス:地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム。何かの呪文みたいですね)に関わっており、その研究に参加できる修士学生を募っていたのである。

ナミビアといえばナミブ砂漠。
幼い頃の、あの憧れの「何か」に近づける・・・!

わたしは喜び勇んで「やってみたいです!」と手を挙げて、まんまとナミビア行きのチケットを手に入れた。
 
それが、わたしとアフリカとの出会いだった。

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