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男性がメイクをするようになったのはSNSの影響か?

(特に若い)男性も美容に気を遣うようになったり、さらにはメイクをするようになってきたという。またそれが市民権を得られるようになってきたように思える。
その理由は様々だろうが、一因としてSNSがあるのではないか、と下リンクの記事を読んで思った。

SNSというか、正確にはSNSにより自分が映った画像や動画を見ることで、「自分の顔を認識する機会が増えた=自分の顔を意識するようになった」ために、顔に対する美意識(執着、こだわり)が上がったのではないだろうか。

記事の文中に以下のものがある。

 ——社会のなかで人間の顔はどのような役割を果たしているのでしょうか

 本来、顔というものは、表情や目の動きで、自分のシグナルを相手に伝えるためのインターフェースでしたが、鏡を見たり、自撮り画像を見たりすることで、結果的に現代人の自己意識は過剰に発達していきました。

 日本で鏡が庶民の間に普及してきたのは江戸中期以降です。それ以前は自分の顔に対して、いまほどの興味はなかったと考えられます。

 自己像を知らなかった時代の顔は、他人と自分との間だけで機能するものでした。ところが鏡が普及したことによって、自己像をより意識するようになってくると、「他人から見た自分」と「自分が感じている自己像」に乖離(かいり)が生じるようになりました。

江戸時代に鏡が普及したことで自分の顔=自己像に対する意識が増したという。
ならば現代のSNSの普及により自分の姿を見せる(大抵の場合良く見せる)ことや、加えて他者の(美しい)姿を見る機会が増えたことで、自己像をより良く見せたいという欲求が増したのだとしても不思議ではない。

女性はそもそも化粧をする文化があったので、つまり鏡を見る習慣が男性に比べて多かった。そのため自己像を意識する度合いが大きかったため、整形の文化もまず女性の方に発生したのではないだろうか。

であれば今後は男性にも整形の流行、普及の波が訪れるのかもしれない。


その分活字を取り込んで吐き出します。