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11月5日:集団の全体を見るために必要な飛び道具。

おはようございます。

法務教官時代、研修中に声のデカさをほめられて「少年院に置いとくのもったいないな。刑務官になれ。」という謎のスカウトを受けた安部です。

今日はここ最近、職場などでちょっと話題になった「全体を見る」について、僕なりに掘り下げていきます。

たぶん、教育現場で仕事する人には参考になると思います。

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1)全体を見ることの大切さ

いまさら言うなって話なのですが…「全体を見る」というのはとても大切です。教育や支援の現場において場の全体を把握しておくことはとても重要。ちょっと考えるだけでもきっとこんな意味がある。

①トラブルを抑止できる
②トラブルの瞬間を見逃さない
③小さないいところを見つけられる

意外と見落としがちだけど③が大事。

例えば校庭で遊んでいても…年下の子にさらっと遊具を貸してあげてたり、きちんと周囲の状況にあわせて配慮してたり…そんな「ほめて伸ばす」に必要な具体的なエピソードを見つけられる。

なんにせよ…全体を見ておくってのはとても大切なことなんだ。

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2)「俯瞰」の難しさと全体を見るコツ

「全体を見る」とほぼ同義で「俯瞰で見る」ということをよく言われる。たしかに俯瞰で見れる人も世の中にはいる。

でも僕は凡人なので…実際にはあんまり俯瞰で見れていない気がする。僕は本当に、俯瞰ではなく全体を見ている。つまり何をしているかと言うと…

一番外側に立って視野の中に全体を入れている。

そうすれば上からは見れないけれど全体が視界の中に入っているから、物理的に見やすくなる。

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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。