その⑤嫁に見放されたくない男の育休日記

今回の日記(その⑤)を書いている現在、育休期間から2年ほどが経過している。

0歳の新生児だった我が子はすくすく成長し、おかげさまで2歳になった。

なぜ更新に2年もかかってしまったのか?

それは、「子育て中は「自分の時間」なんてないから」である。

日記なんて書いている暇があるなら、子どもの世話、洗濯、掃除、無限にやることはある。(そもそもこんな日記を書いていることが妻にバレてはいけない。)

私は元来出不精で、怠け者気質な人間だった。
そもそも育休を取得しようと思ったのも、「どかーんと仕事を休んでみたかった」という不純な動機から来ていたぐらいの人間だ。

そんな人間の「自分の時間」など、くだらない時間にすぎない。
独身時代の休日はいつも昼過ぎまでゴロゴロしていたし、1日中パジャマ姿でYouTubeを見て無為に過ごしていた。

我が子の存在(と妻)はそんな自分を変えてくれたのだ。

親というものは子どもを教え導いて成長させる存在だと思っていたが、いざ自分が親になってみて、それは全く違うと気付かされた。

親のほうこそ子どもに成長させてもらえるのである。

子どもと過ごす時間こそがかけがえのない「自分の時間」なのだ。

だから私は自分自身の成長のために、今日も子どもと公園へゆく。

(はい、世のママさんたちは↑までで読了してください。
パパさん諸君、このあともうちょいと読んでやってください。くれぐれも、パパさん各位だけでお願いします。ハイ。)

・・・と、もっともらしいことを書きましたが、人生には無為な時間も必要なんですよね。

パジャマ姿でゴロゴロしながらYouTubeでジャルジャルのコント見たりダイアンのロケ動画見たりしていたい。
漫画アプリで静かなるドンとか読み耽ったり最後のほう課金しちゃったりしていたい。

そんな未熟な自分を認めることが、他者に対する寛容さを育むのではないでしょうか。

だから私のおヨメさんへ。
私もあなたのように、ソファに寝っ転がってYouTube見る時間がほしゅうございます。

・・・なんて言えるはずもなく。
妻の自由時間のために、、、今日も私は公園へゆく(この物語はフィクションです)。

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