私が幾度となくリピートしているドラマ、『恋ノチカラ』を、連休中に見返してみた。

もちろん、放送当時の時代が感じられる発言や描写などはあるけれど、私の中では永遠に色褪せない、大人の青春恋愛ドラマ。

ストーリーの面白さもさながら、なんといっても登場人物の1人1人がすごく魅力的。

(以下ネタバレあり)

何事にも一生懸命でまっすぐだけど、貫井さんへの恋心に中々素直になれない所が愛おしい、主人公の籐子さん。

今の時代には見られない、みなぎる自信と仕事への熱意で我が道を行くけど、恋愛にはにはぶっきらぼうな貫井さん。

そしてその自由奔放な貫井さんを信じてついてきてくれ、戦友でありながらも、時には親のように本気で叱ってくれる縁の下の力持ち吉武さん。

そのままでも充分魅力的なのに、貫井さんに恋をしてちょっと背伸びしちゃう春菜ちゃんや、一見チャラチャラしているけど、本当は仕事にも恋にも一途な事務所のムードメーカー壮吾くん。

他にも、籐子さんの元同僚で、いつもは色々口出してくるけど、肝心な所では何も言わず見守ってくれる、籐子さんの親友のまきちゃんなど。

そんな魅力いっぱいも登場人物が、成功や挫折を繰り返して成長していくお話。自分の気持ちに正直に、真っ直ぐに、好きなことを好き！っていう勇気を貰えるドラマ。

そんな『恋ノチカラ』の私的ベストシーントップ3を決めてみた！

第3位　吉武さんが事務所に来てくれるシーン(第4話)

自由奔放にやりたいことを追いかける貫井さんへの嫉妬から敵対していた吉武さんだけど、安定した職を捨ててまで、貫井さん達と働くことを決めてくれた吉武さん。事務所に入ってくるなりクレーム電話の対応をこなし、電話を切った後で「なんの会社だ？」というあのシーンは、貫井企画の将来に希望が持てる記念すべき瞬間。

第2位　最後のキスシーン(最終話)

物語のクライマックスでもついに籐子さんが告白し、貫井さんが答えてくれるこの瞬間。今まで応援してきた籐子さんにハッピーエンドが訪れた瞬間は、やっぱり最高！(ここで流れる小田和正の主題歌『キラキラ』がまた最高！)

第1位　シュークリームのシーン(第8話)

最後のハッピーエンドを上回ったのは、元カレのプロポーズを断った籐子さんが、貫井さん達が待つ事務所に帰ってきて泣きながらシュークリームを頬張るシーン。好きだった元彼との突然の再会やプロポーズに揺れ動く気持ちに負けずに、自分の気持ちに正直に生きることを決断した籐子さん。大好きな人達がいる貫井企画に戻ってきて、大好きなシュークリームを食べる、切ないけど幸せな瞬間は何度見ても涙。貫井企画のみんなも、籐子さんが帰ってきていつもみたいにスイーツを頬張っているのを見て、「怖い」と言いながらも内心安心しているホッコリシーン。

このドラマのファンの方々は、どのシーンがお気に入りなのか、すごく気になる。

元気がない時、一歩踏み出す勇気が欲しい時に見たくなる『恋ノチカラ』。

是非ワインとチーズを片手に見てみてね。

#テレビドラマ感想文