見出し画像

「外国語の”楽しさ”を」の理由

noteのプロフィールに「子どもに外国語の楽しさを」と添えています。今日はその理由と込めた想いをご紹介したいと思います。

私は、これから対面イベントを通して、3歳〜12歳くらいまでのお子さんに英語そのものや英語を通じた遊び・学びの楽しさを感じてもらうために活動したいと思っています。

「楽しい」をキーワードとする理由は、次の通りです。

  • 楽しいことなら続けられる。

  • 楽しいことなら興味を持てる。興味を持てることは、自分から取り組めたり、自然と身に付く可能性が高い。もっとうまくなりたいなどと後々意欲が湧くかもしれない。

現代日本の親は、我が子に英語をしゃべれるようになってほしいと強く願っている方がたくさんいらっしゃいます。
そのために、英語塾に通わせる方も当然いらっしゃるし、留学などの経験を積ませようと考えるのも自然なことだと思います。
親心から、外国語学習や習得に関して子どもへの期待はすごく高い。

でも、当の本人は、日常的に使わない意味不明の言葉に「さらされ」ていると感じているかもしれません。それはすでに苦しみを伴う経験ではないでしょうか。

外国語の習得には通常、時間がかかります。
海外に長期滞在するチャンスに恵まれれば、習得までにかかる時間は短くて済むかもしれませんが、それでもまずは「何言ってるかわからない」と、苦しみ、この壁を乗り越えない限り、習得には辿り着きません。

また、学習途中には、聞き取れない、相手の発言を間違って解釈した、単語を誤用したなどの恥ずかしい気持ちを抱く場面に必ず出くわします。
特に日本人はこの感情の処理が苦手だったりして、外国語の学習は長い目でみればもともと苦しい要素がたっぷりです。

そんな条件下でも、習得したい理由や目的意識があったり、必要に迫られていれば、大人の場合は学習を継続できるかもしれません。

しかし、子どもの場合は、自分で学習を続ける理由を見つけられないことの方が多いでしょう。そうなると、英語を自分から追い出さないためには、楽しい、好きだ、できた、わかったといったような英語に触れているその瞬間に対していい印象を得られること、遊びとして楽しめることなど、できるだけ外国語のある空間にポジティブなイメージを持てて「苦にならない」ことが継続につながるのではないかと思います。

個人的には、日本語もまだまだ未熟な幼稚園児〜小学生は、外国語なんぞ本来「勉強」する必要はないと思います。でも、ーこれは専門家もおっしゃっていることですがー、音に触れるのは早くてもよく、これは私も同感です。吸収力が高いうちに日本語にない音を自分に取り込むことのメリットは、ある。
それであれば、子ども時代の外国語は、遊びや生活の延長にある「触れている」機会であればこそ、継続でき、中学校以降の文法など専門的・理論的な英語学習につながっていくのではないか?私はこのように考えています。

私は子ども時代にピアノを習っていました。
決して、有望だったとか上達に対してハングリーだったといったことはないですが、毎日のように練習して、レッスンに通っていました。
ピアノの練習が苦にならなかった。基本的に好きだったんだろうと思います。
それは、親と先生のおかげだと思っています。
米国滞在時に習っていた現地のピアノの先生は、レッスン前、両親に子どもにピアノを習わせる理由を問うたそうです。
それに対し、父は、「音楽を好きになってほしいから」と答えたそうです。
5,6歳だった当時のレッスンの内容や抱いた気持ちなどは、私は全く覚えていませんが、先生は父の想いに応えるように教えてくれたんだろうと思います。
日本に帰国してからもピアノは習ったし、部活を理由に止めなくてもよかったなぁ、好きだったんだから…と思い返したりはします。

好き、楽しいは、強い。
長い付き合いとなる語学の学習の入り口は、「楽しいであふれる」か、「少なくとも苦にならない」経験にしてあげたいと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?