見出し画像

ワーストNo.1面接

今まで何回就職に関わる面接を受けてきたかわからないワタクシですが。
今でも記憶に残る面接といえば、コレ。
どことは言いませんが、とある公的機関と言っておきましょう。
(画像から察していただければ、と思います。)

ソレを受けたのは、大不況で完全に買い手市場だった頃。

結論を言えば、朝9時集合集合で14時半頃までかかりました。



だだっ広い。。。

そうですね、たとえて言うなら学校の講堂、もしくは体育館のようなものを想像してもらえばいいかと思います。

そこに、机とパイプ椅子が50個程度、等間隔で並べられていました。
そして、後ろの中央に1個。
応募者が約50人座り、後ろには機関の監視官が1名着席。

もう、その時からすでに応募者(求職者)に対して囚人扱いかのような雰囲気が漂っていました。

応募者は、バラエティに富んでおり、若い女性から定年後?の男性まで。
服装もスーツからカジュアルダウンした感じの方まで、いたように思います。


9時始まりで、ほぼ真っ白に近い用紙が配られ、

「この機関(応募した機関)に関する意見や想いを述べよ」

のようなお題で、小論文的なものを1時間で書きました。


回収後、5分程度の休憩を挟み、そこから拷問のような時間が始まりました。


私は応募が遅かったのか、1番最後の席。
左端の1番後ろです。

10時過ぎより、右端先頭から順番に別室に呼ばれ、面接です。
1人づつ、5分としても

5分×50人=250分、、、つまり4時間・・・。


私の番は4時間後。


だだっ広い、講堂で背筋伸ばし、姿勢を保ったまま、スマホも触ることができず(面接待ち、なのだから無理です。)音もない静かな空間で、何もすることなく、真っすぐ正面を向き、監視されたまま、、、、4時間。
頬杖さえも許されません。


あれほど長い時間は今までに、なかったように思えます。
今、思えば帰ればよかった・・・・・・・。

どうせ、面接するまでもなく、おそらくは採用される人は決まっているのだから。(このへんのことはまた、追々書きます。)

トイレは許されていたので、2度ほど息抜きの為に監視員に断って、行きました。

しかし、それも時間的に2度が限界。
頻繁にトイレに行くことは、選抜にあたり絶対的に不利な要因となりかねません。採用枠は応募者約50名中 1名のみ、なのです。


しばらく観察していると様子がわかりました。
面接時間は1人平均5分程度。
ですが、呼び出されるタイミングにより、60代男性の時は明らかに面接時間は短く、若い女性は10分ぐらいの長さなのが確認できました。

あからさまに面接官の趣味、としか言いようがありません。


そうこうしているうちに、午前10時過ぎから始まった面接は、12時を超えました・・・・ら、面接が止まりました。

そうです。面接官たちの食事タイムです。

ですが。

私たちまだ面接していない求職者は、そのまま、椅子に座らされ硬直した状態で待機。


勿論、食事なんてできません。
監視されていますし、トイレ以外、外出禁止です。

当然のように監視役自体は交代して食事に行きました。


そのまま待ち続け、14時が過ぎて私の番がやってきました。

小さな面接部屋にはお偉いさんらしきオジサマが4人。
そのうち1人が、その機関に対する説明を行いました。

残り3人は、私の顔すら見ずに、そっぽ向いています。

面接のはずが、機関の説明のみ一方的に話して、私自身への質問なんて皆無。
最後に「ご苦労さん」で締めくくり。


「パタン」

ドアを閉めて出た瞬間、私は(その時は)激しく後悔しました。

・・・・・・なんでしょう、この最悪な気分の面接は。



人生最初で最後の最悪な面接は以上です。

経験を重ねた今、その状況だったなら、そんな非人道的な部署に採用されても先が見えてるので、途中で履歴書を返してもらい、さっさと帰宅します。
(※この「履歴書を返してもらう」はかなり大事です。このことについても、また書こうと思います。)

というわけで。
公的機関てやつの、本当に最悪な意識を感じる経験は、まだまだあるので、乞うご期待!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?