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文系の数学 重要事項完全習得編 その2

息子に、8月末の全統記述模試を目標として、表記の教材を与えてみた。数Ⅲは塾に任せるとして(白チャートとか4ステップとかをやっているようだ)、数ⅠAⅡBはこれで代えようという目論見だ。前にも書いたが、典型的な頻出問題が集められており、これ1冊こなせば、相当な実力アップが期待できる。

例題が152題、演習問題が120題なので、1日10題と言いたいところだが、1日5、6題でもやれば夏休み中に例題は回せると思っていた。しかし、7月20日ころに問題を6題プリントにして渡したのに未だに1問もやってくれていない(そもそも勉強すらしない)。
目標の下方修正と取り組ませ方の変更が必要だ。
もともとは、1日5、6題ずつ問題を与えて、自学自習してもらおうと考えていた。しかし、自分から取り組もうとしてくれないので、家庭教師のように横について、解き方のヒントを与えて問題を解かせるか、ポイントを示しつつ問題を解いて見せるかにして、学習のハードルを下げてやる必要があろう。しかし、教わるだけでは足りない。教わった考え方や解き方を自力で再現してみないことには定着しない。例題を厳選して再度やらせるか、演習問題を厳選してやらせるかする必要がある。
また、取り組む問題も、差し当たり、全統記述模試の出題傾向を考慮してやる必要もあろう。まずは、数と式、三角関数、ベクトル、数列、場合の数・確率、図形と方程式くらいか(最終的には全部やってもらう必要があるが)。

教えるために、自分も例題を17題(数Ⅰの三角比の前まで)と演習問題を5題ほど解いてみた(答案も書いてみた)。30年近く数学と縁のない生活を送ってきたが、どれも方針はすぐに立てられた。ただし、ケアレスミスは呆れるほどした。1時間あれば5、6題は答案を書いて答え合わせ、解説読みまでできた。これぐらいのペースで進めることができれば、1日10題、後半は難しくなりペースダウンするとしても、20日で例題は十分回せる。
しかし、これは一度受験を経験した者だからこそできる話で、今の息子には無理だろう。その倍はかかってしまうだろう。だから早く始めろと言っていたのに。

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