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【すずめの戸締まり】が最高すぎたので、余韻に浸ります。


すずめの戸締まり"を見てきました。

結論から言うと、最高でした!!

今回は、すずめの戸締まりを見た感想を書き殴ります。

"すずめの戸締まり"とは?


2022年11月11日

全国映画館で上映を開始した、

"新海誠"監督の最新作のアニメ映画です。

新海誠監督は、

「君の名は」「天気の子」といった

大ヒットアニメ映画を手掛ける映画監督で、

映像の美しさとリアルな日常をSF展開する

ストーリーで定評があります。

これまでいくつものヒット作品を制作してきた

新海誠監督の新作映画ということで、

映画公開発表時から大きな注目を集めていた

映画でした。

あらすじ


概要は、
youtubeや他の方の記事を読んでください笑


【個人的見解】
①トロッコ問題を自分ごととして考える
②悲惨な過去から目を背けるのではなく、忘れないこと
③人との関わりの中で自分は生かされている


①トロッコ問題を自分ごととして考える

トロッコ問題とは、

❶大切な一人を助けるために、大勢を犠牲にするか
❷大勢を助けるために、大切な人を犠牲にするか
という究極の選択を迫られた時、
どう選択するか。という心理実験のことです。

客観的に考えれば❷の選択が合理的ですが、

もし、
その決断を下すのが自分自身だった時

その"1人”が、彼女だったら?

家族だったら?

鬼気迫る状況で、即断即決できないと思いました。

色々な問題を、"自分ごととして考える"

ことが大切だと考えさせられました。


ストーリー上では、

"ミミズ"という彼岸に住む巨大な怪物の暴走を
抑え込んでいる"要石"というものが存在します。

ミミズは震災や過疎化によって
人が住まなくなった土地にある廃墟の扉から
この世に現れ、
日本に大厄災を起こします。

それを抑え込んでいるのが"要石"です。

物語の冒頭で、
主人公のすずめが要石を引き抜いてしまい、
要石だったネコの魔物を起こしてしまいます。

逃げた元要石のネコ(ダイジン)の力によって、のちにすずめが好きになる
"草太"が呪いにかけられて、
徐々に要石になっていきます。

ミミズの暴走に歯止めが利かなくなり、
一刻を争うタイミングで、
草太が要石であると知ったすずめが、
まさに、トロッコ実験の状態というわけです。


②悲惨な過去から目を背けるのではなく、忘れないこと

すずめの戸締まりは、
東日本大震災が基盤にあります。

物語上でも、すずめが10年前3月11日に
東日本の大震災で両親を亡くした

という描写がはっきり描かれています。

すずめはその体験を忘れかけていました。

それ以前の生活や想い出を無意識のうちに忘れ去ろうとしていたのでしょう。

楽しかった想い出を忘れることで、
全てを失った悲しみから逃れるために。

しかし、要石となった草太を彼岸から
助け出すために東北へ向かいます。

悲しんでいた自分と向き合い、認め、

未来へと歩きはじめます。


東日本大震災は悲惨な災害であり、忘れてしまいたくなるほど悲しい過去だと思います。

私は震災の被害者ではないのでその気持ち全てを理解することは難しいですが

10年経った今、
それまでの全てを忘れるのではなく、
それまであった過去と向き合うことも
必要なのではないかと思いました。

③人との関わりの中で自分は生かされている

すずめはミミズの暴走をとめるために、

日本全国を旅します。

出会った人達に助けられ、親しくなりながら成長していきます。

九州の小さな島で育った高校生のつばめは、

農家で働く同い年の女の子、

スナックを経営する子持ちママ、

大学生の男の子、

また、女手一つで育ててくれた叔母との関わりの中で、

自分を見つけていきます。

人との繋がりの中に自分がいるのだと、

自分は生かされているのだと感じさせてくれる映画でした。


【まとめ】

本記事はあくまで個人的感想です。

見る人によって捉え方が無数に存在するところもこの映画の面白さだと思うので、

是非みなさんも感想を書いてみてください。

過去作はAmazonプライム・ビデオで見れます。




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