翻訳シリーズ:「マリーンズ勝利への情熱が鈴木大地を駆り立てる」@ジャパンタイムズ

いつもは #選手への偏愛を語るシリーズ  をnoteで書いている私ですが、本日は少し趣旨を変えて、ジャパンタイムズにとても素敵な鈴木大地選手のインタビューが乗っていたので、その自己流翻訳を書きたいと思います。自分自身の文章力を高めるため、そして英語の勉強もかねて…。とても良いインタビューなので、ぜひお読みいただければ幸いです。

こちらがその記事。それでは、以下翻訳していきます。だいぶ意訳していますので、ご承知おきください。

「マリーンズ勝利への情熱が鈴木を駆り立てる」

鈴木大地は、この3年間、千葉ロッテマリーンズで全試合出場を続けている。さらに前年の2015年も、彼が欠場したのはひと試合だけ。いずれの年も、毎試合彼はフィールドに立ち続けてきた。

昨シーズン、鈴木は全試合で三塁を守り続けた(訳注:記事通り書いています。DHの時あったよね…)。今年、その三塁には新たなライバルとして新加入外国人のレアードを迎える。レアードは昨年まで日本ハムファイターズに所属しており、2016年には39本の本塁打を放ちホームラン王を受賞したほか、2015年以降、常に26本を上回るホームランを放ち続けている強打者だ。

鈴木にとっては、頼もしい仲間が増える半面、強力な競争相手が現れたこととなる。

「そういう意味では、レアードだけではないです。」鈴木はZOZOマリンで行われた本誌の取材に対してそう語る。「プレーをさせてもらうには、僕はロッテの選手誰にも負けられないと思っています。確かに、一番の強敵はレアードに見えると思いますが、彼だけではない。そして、僕はレアードと同じような役回りをすべきだとも思いません。僕には僕の強みがあるし、レアードにも僕よりも優れたところがある。」

「とにかく、僕は自分の出番で自分自身ができることを全て出し尽くす必要があると思います。今年が一体どうなるか僕には言えませんが、もし仮に競争に負けてレアードがスタメンに起用されたとしても、僕はいつでも自分ができる準備をし続けなければならない。」

鈴木は今年、マリーンズで8年目のシーズンを迎える。ここまで彼は、4回オールスターゲームに出場し、2013年と2016年にショートとしてパリーグのベストナインを受賞、2017年にはセカンドとしてゴールデングラブ賞を受賞してきた。

鈴木は、チームの選手から最も尊敬を集めている選手のひとりであり、言葉と行動で率先してチームを引っ張ってきた。今年もキャプテンマークこそないが、彼がチームの魂であり中心であることは間違いない。実際、彼は井口監督がキャプテン制度を廃止するまで、2014年からずっとキャプテンを務めていた。

「間違いなく彼はリーダーだよ」と、投手のマイク・ボルシンガーは言う。「フィールドにおいてさえ、登板していると彼はよく近くに来て話しかけてくれる。僕にとっては、登板中に近くにきて声をかけて、ちょっとした話をえくれるのはありがたいことだ。僕はリラックスしながらピッチングをするのが好きだからね。ちょっとしたジョークみたいなことを言ってくれるんだ。」

「とてもいい奴だよ、みんな彼をリスペクトしていると思う。彼は素晴らしいプレイヤーだよ。」

鈴木は、チームの中で自身がどういう風に見られているかについて、けして楽観的には考えていない。

「何年もの間僕はレギュラーとしての自分を皆さんに見てもらっていたので、そこには責任や重圧ももちろんあります。」

鈴木は去年、内野手として打率2割6分6厘、49打点の成績にとどまった。チームにとってはかなり難しいシーズンで、パリーグ5位の成績に終わった。

2018年のシーズンについて、チームとしてモチベーションにしていきたいと鈴木は望んでいる。

「やり返してやるぞ、という気持ちですね。」と彼は言う。「このままで終わりたくないという気持ちを最後まで持てれば、トップのチームにも絶対に勝てると思います。僕らは昨年やられてしまったので、見返してやろうというとても強い思いが今はあります。」

チームが改善すべきポイントとして、ホームランがある。昨年、チーム本塁打数が最下位の78本に終わったが、今年はZOZOマリンに外野の壁をせり出したホームランラグーンができる。

「ラグーンができたことで、自然とホームランの数はふえるでしょうね。」と鈴木は言う。「だからといってホームランだけを打とうとするのが良いとは思わない。今までチームで取り組んできたことも含めて、相手を倒していかなければならない。ホームランを増やすのは、勝利するための一つの手段に過ぎないと思います。」

ホームランを増やすにせよ、スモールベースボールをするにせよ、それらを組み合わせるにせよ、とにかく勝ちが欲しいと鈴木は願っている。彼マリーンズでプレーをすること、そして「ZOZOスタ」で試合をすることを心から愛している。

「球場が変わっても、ライトスタンドにはいっぱいお客さんがきてくれますし、ファンの方たちは持っている全てをもって応援してくれるんです。」

「野球選手としてこんな環境でプレーできることは本当に幸せですよ、こんな応援を受けられる環境は他にないですから。本当に、お客さんと、チームメイトの魂を一つにして勝利に繋げていきたいですね。」

この気持ちは、鈴木がスタメンであっても、そうでなくても変わらない。

「完璧な理想を言えば、競争に勝って、毎日ちゃんと試合にでたいですよ。」と彼は言う。「でも現実には、物事はいつもそううまくいくとは限らない。もし理想通りにいかなかったとしても、いつで前を向いてプレーをしたい。」

「それが僕の一番のゴールです。みんな、毎日良い日だけをおくれるわけではないでしょう。もしうまくいかない時も、その中で自分が出来ることの方に焦点をあてていく。もしそうすることでチームが勝って優勝出来たら、それが最高です。」

「それと、福浦さんが今年で引退するので。福浦さんともっとプレーしたいですし、最高の形で見送りたいですからね。」


追記。

鈴木選手らしい、素晴らしいインタビューだったと思います…なんか泣けてきました…。

ほぼ記事通り書きましたが、だいぶ意訳している部分がありますので、もしよければ元の記事を読んでみてください!

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