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私のこの一年と、好きなことを続ける効用

今年の春にDiscordコミュニティに招待され、そしてこのnoteを5月から書き始めました。
もうすぐ還暦で、外出に困難がある私がこのコミュニティでweb3と呼ばれている若い人たちのムーブメントと、それを可能にするブロックチェーン技術やDAOなどについて学ぶ中で、6月に書いたnoteがこれです。

6月のこの時点では、web3に関わる様々な言葉に対しての理解も不十分。
それでもPodcast、本や動画などから得た新しい技術などの知識が、自分の過去の読書や体験からいろいろと考えていたことと一緒になって、「頭の中を混ぜ返す」ような強い衝撃をうけながら、浮かんでくる文章をnoteにしていました。

私のこの世界を見る視点は、意識して(努めて)「俯瞰」です。

読書が好きだけど、かといって電子書籍を読み始めるまでは、それほどの多読でもなく、ジャンルは広いけど、気に入った著者の作品を集中して読むことが多いなと、今思い返しながら気づきました。
そして読んだ内容はすぐに忘れる・・・。

でも、年を重ねて気づいたのは、「結構、脳内に様々なイメージとして残っているみたい」ということ。
好きな小説や気になること、科学全般をただ頭の中に放り込んでいるという感覚で積み重なっていたものに、このコミュニティでの体験や、web3のムーブメントをムーブメントに終わらせることなく先頭を切って走っている人たちの言葉を聞くことで、無秩序だった頭の中が少しずつ整理され、ひたすら私も文章としてアウトプットするうちに、「この方向か!」というイメージが出来てきました。それは、ずっともやもやしていたけど、なんとなく心の奥底で感じていたことが肯定されている気分。

やっぱりそうだよね。

それでいいんだよね。

  と。

まだこのイメージを具体的に表現する勇気はありません。
表現も未熟だし、このイメージの「前提条件」をまず共有できなければどうしようもない。

この春からの約10ケ月。毎日コミュニティ内のメンバーの投稿や関連動画にPodcast、そして電子書籍でweb3の情報を浴び続け、そして気づいたのは、子供の頃から単に好奇心のままに積み上げたものが、今とても役に立ち始めていること。
「単純に好き」で、好きと思うことを出来る限りやってみて、それで収入を得るようなものには何一つなっていないけれど、今このweb3の変革の先では、ささやかだけど自分で積み上げたものが、自分を豊にしてくれるものなのだと思えるようになってきました。

そして、これからもずっと「好き」を学び続けること。

お金には替えられないけれど、生きていくために必要なもの。

こんな不思議な世界に、人間という生物として存在している。

ただそのこと自体を心の底から楽しむことが出来たら。

そして人間は「仲間」と助け合って生きることで、今のように進化してきたという事実があるようです。

今まで、私は自分なりに「この世界の問題は一体何?」で、どういう処方箋があるのか、それとももう無いのかということを考えていました。
そのために俯瞰するという癖もついたのかもしれません。
そして今ブロックチェーンという技術が生まれ、この危うい社会を

もっと人間らしく生きるための再構築のツール」

として使うことはできないかと模索し、走り出している人たちが増えてきているのです。

日本でもこれから増えて来ると期待している地域の「Discordコミュニティ」

その中から、ブロックチェーン技術を使ったDAOと称される「実験的」なコミュニティが、地域の様々な問題に仲間と「和気あいあい」励ましながら取り組むという気運も生まれて来ています。


とは言え、web3の波の中で生まれている、このとんでもないツールやAIの技術を、人が正しい価値観で用いなければ本当に混沌とした世界となり、生きていることが地獄という社会にだってなってしまう可能性がある。
私の今のイメージはそうです。

そうならないためにも、未来社会のあるべきイメージの共有がとても大切だと感じさせてくれたこの一年の体験。
そしてこの「未来社会のあるべきイメージの共有」というなかなか困難な作業を行うには、まずは「信頼関係のある仲間」がある程度閉じた空間でなければ難しいということ。このことは、私がいろいろな人の話を聞く中で共通して出て来ています。

そのコミュニティ内が信頼関係で満ちていて、その中では誰かの行動が、例え良くないことであったとしても、「一発アウト」的なことにはならず、諭されたり、許されたりする空間。そういう「このメンバーとなら、この外の社会との間に起きる困難に立ち向かえる」と信じられる空間でなければ、人というのは、身体が健やかにもならず、進化もしない・・・。
そういう意見に私も共感します。

そして、もう一つ。
「好き」を続けること。何でもいいんですよね。
これは還暦を前にした私の実感です。

そしてもしまだ、「好き」を見つけられないと思う人がいたら、
まずは「困っている人を助けてあげる」・・・、と宮台さんが言ってました。
私も自分の体験から、自分のことばかり考えてしまうような時には、何か手を動かして物を作る、身体を動かすということを意識しました。

何かに「没頭」できる、というのはとても幸せなことなのかもしれません。


noteがこのような集計を出してくれるんですね。

2022/12/15までの記録です。
このnoteを始めたとき、自分が外に向けて文章を書き続けるなんて思ってなかった。


2022/12/30現在
投稿した数 83本
スキされた数 212回
読まれた回数 3,962回
増えたフォロワー数 24人

みなさん、ありがとうございました。

良いお年を







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