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『日本という方法 おもかげの国・うつろいの国』松岡 正剛 著。日本語ってアナロジーに向いているのですか? そして今週のJoi Its's Podcastは「体と環境で遊ぶ」

『日本という方法 おもかげの国・うつろいの国』を読んでいます。
note記事を書くとき、その一つの記事で何か一つ伝えたいことが解かるように書きたいと思っているのですが、この本は難しくて・・・。

どこの民族の古代語もそうですが、日本語(倭語・大和言葉)もその発音のつながりによって、何かの言葉が何かの言葉を連鎖させたり、連想させるようにできています。

『日本という方法 おもかげの国・うつろいの国 (角川ソフィア文庫)』
(松岡 正剛 著)

私の最近のnoteで「森のバロック」という南方熊楠について書かれた本を紹介しているのですが、「アナロジー」(類推)というのは「人間の認知の仕方」としてとても面白いし、人に何かを説明するのにも大切だなと思うようになりました。

人間が何か新しい物事や表現に出会ったとき、その内容を理解するのに一番多く用いられるのがこの「アナロジー」。

松岡正剛氏の『日本という方法 おもかげの国・うつろいの国』では、まず日本語の成り立ちの説明を、いろいろな具体例を用いて説明してくれているのがとても興味深く、上記の引用文を読んで「日本語ってアナロジーに向いている言語なのかも」と思ったのです。

そこにはそれまでの縄文以来の日本人がオラル・コミュニケーションのなかで語りあい、聞きあってきた神話や説話や歴史の話の構造や文脈も重視されなければなりません。あるいは歌い継がれ、語り継がれたさまざまな詩歌をそのままいかし、その感情や感性を継続しておかなければなりません。
それをしなかったら、それまでの営々とつないできた日本人の記憶が吹っ飛びます。

『日本という方法 おもかげの国・うつろいの国 (角川ソフィア文庫)』
(松岡 正剛 著)

「仮名文字」の発明。
これが日本人が語り継いできた言葉の世界を、そのまま蘇るようにした。
この「日本という方法」が画期的だと松岡氏。

この時代、「仮名文字」という方法を思いつき、日本語を創り上げてきてくれたからこそ、今でも私たちは、万葉集などの歌集や神話、説話などからこの時代に生きた人たちを生き生きと感じられます。

そしてこの「日本という方法」と、AIなどの技術の進化を使いこなして「時代の変化」を少しでも「生きやすい『本来』」にシフト出来たらな、・・・とか。

そして「アナロジー」なのですが、この日本語の作られ方が、いろいろな類推をするのに向いている言葉を生み出したのかなと思ったのです。
どうなんでしょう。

それはこの本のタイトル、
『日本という方法 おもかげの国・うつろいの国』

「おもかげ」「うつろい」ということを、日本語はどのように表現し、
伝えようとしているかということに関係があるのかなと。

日本語について興味のある方も、この本はとても面白いと思います。



そして今週のJoi Ito's Podcast。


番組の中で為末大さんが言いました。

「体と環境で遊ぶ」


私、体を動かすことは好きでした。
でも子供の頃から体力がある訳でもないし、部活動のように毎日同じスポーツをするというのは、苦行。

しかし社会人になってからは、機会があれば何でも顔を出して参加してました。
下手だけど、楽しい!

番組中で為末さんが考えているという新しいスポーツ、ゲーム?
体力の無い人にも参加しやすい、面白いものが出来たらいいですよね。

今週も先週に引き続いて為末大氏との伊藤穰一氏の夢のある対談です。

本日はシナダがお届けしてまいります。 為末大さんが引退してしばらく経った頃、知り合いから「どうやらビジネスを立ち上げたらしい」という話を聞いたのはもう大分前のこと。その時は、引退した選手の再就職を斡旋しているという内容だったので、ああ、そんなビジネスを始めたのかと思っていたのですが、なにやら今はいろんなことをやってらっしゃるようですね。

特に今回話にあった、パン食い競争を公式競技にするアイデアや、利他性をスコアに組み込むオリエンテーリングのアイデアとか、多様性も保たれそうで、とっても面白くてなんだかワクワクしてしまいました。

トークンやNFTなどを活用して、なにか面白い競技ができたらきっと楽しいですよね。これから個人的にもとっても応援したいアイデアでした。Joiさんが9月からスタートさせるという学校で実現するととってもおもしろそうですよね。

Joi Ito's Podcastより


番組を聴いて、「Mint Rally」から是非NFTを貰ってください。


そして・・・。
今日の朝、一番の大笑いは、このプロンプト。
AIを調教するのも大変です😂。


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