現金、どこにいっちゃったのでしょうね?
手許現金が数百万円もあることになっている会社はヤバイ、という話。
なぜこんなことが起こるのか、2つの実例を使って説明します。
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例1:現金での売上がメインの会社さん
・日々の売上が現金で回収。
・当然、帳面上は現金がどんどん入ってくる。
・社長、その手元現金からいくらか抜き出し、自分の生活費に使ってしまう。
・しかし、生活費なので事業経理に反映させる手段がない。
・結果「ありもしない現金」が帳面に残ってしまう。
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例2:振込で売上が入金されている会社さん
・取引先から売上代金が振り込まれる。
・小払いの経費を支払うための現金50万円くらいを引き出す。
・しかし、実際に小払いで使用するのは30万円くらい。
・残りの20万円は社長さんが生活費で使ってしまっていた。
・やっぱり経理のしようがないので、手元現金が帳面に残ってしまう。
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大変ざっくりした説明ですが、手許現金が数百万円に上るような企業というのは、大概がこういうことをやっています。
つまり「社長が役員報酬以外にも生活費を使っている」ということです。
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