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片頭痛になったらこの行動はNG!~片頭痛の特徴について~

こんにちは。ショウと申します。
ここでは、片頭痛歴≒年齢の私が、片頭痛との付き合い方のコツなどを書いていこうと思います。

さて、そもそもですが、片頭痛とは何か、ということについて、知っている範囲で解説します。
(基本的には医療機関などの情報をもとに書きますが、不正確な部分がありましたらご指摘ください。頭痛の概要はだいだいクリニックさんのHPを参考させていただきました。情報が分かりやすくまとめられているので、興味がありましたら是非ご覧ください。)

頭痛の種類について

まず、よくある頭痛には2種類あります。
片頭痛ともう一つ、緊張型頭痛ですね。
片頭痛は、血管が拡張して血管の周囲にある神経を刺激して起こるものです。
緊張型頭痛は、首や頭蓋骨周辺にある筋肉の血管が収縮して起こるものです。
血管が拡張して起こるものと、収縮して起こるものですから、同じ頭痛でも、片頭痛と緊張型頭痛は全く異なるものです。
なので、「頭が痛くなった時はこれするといいよ~」というアドバイスも、アドバイスをくれた方には全く悪意がなくても、逆効果である可能性があります。血管が拡張して片頭痛で苦しんでいるのに、緊張型頭痛の対処法で、血管をさらに拡げてもさらに苦しくなるだけですよね。ですから、自分がどちらの頭痛で苦しんでいるのか、ということをきちんと把握することが大切です。

これら頭痛の特徴としては、以下のようなものがあります。

◎片頭痛

  • 頭の片側または両側が痛む。

  • 痛むと、動けなくなるほど激しく痛む。

  • 心臓の鼓動と連動するように痛む。

  • 吐き気や嘔吐を伴う。

  • 光や音、においに敏感になる。

◎緊張型頭痛

  • 頭の両側が痛む。

  • 痛みがだらだらと持続する。

  • 後頭部から首にかけて、締め付けられるような痛みがある。

日本頭痛学会等が出している「頭痛の診療ガイドライン2021」というものがあり、このようなフローチャートが載っていましたので、ご参考に。
私の片頭痛の実感とだいたい一致しますが、私の場合、片側だけ痛い、ということはあまりなく、「両側、というか頭全体痛いわ!」ということがほとんどのような気がしますので、Q2は「いいえ」になっちゃいますね。
片頭痛の特徴に「心臓の鼓動と連動するように痛む」(拍動性)がありますが、片頭痛が出ると体を動かして鼓動が早くなるとともに余計に痛くなりますし、あまりひどいと動けなくなり、吐き気ももよおして日常の生活が支障を受けるので、頭痛が片側でなくてもQ3の選択肢が「はい」で片頭痛に当てはまります。

頭痛の診療ガイドライン2021より引用

片頭痛が起きた時の対処法

では、片頭痛になった時はどうすればいいかというと、涼しくて暗い部屋で休むことですね。
片頭痛は血管が拡張して起こっているので、体を温めて血流が良くなるようにするのは基本的にNGです。
もちろん、無理に体を冷やす必要はありませんが、心地いい程度に涼しい部屋がいいでしょう。
暗さについては、刺激が少なくて落ち着くということもありますが、そもそも光に過敏になっている可能性がありますから、明るいところには行きたくないと思うはずです。
片頭痛が起きているのに、無理に体を動かすのも、もちろんNGです。体を動かして血流が良くなるとさらに頭痛が悪化するだけです。学校や会社ではなかなか都合がつかないこともあるでしょうが、なんとか、落ち着ける環境を確保しましょうね。

ちなみに、体を温めることには、お風呂に入ることも含みます。まさに血流が良くなる行動だからですね。ただ、お風呂に入らないままで布団に入りたくないだとか、肩こりもある、といった場合は、ぬるめのお湯で長く入りすぎない程度で入ることもアリでしょう。

医療機関を受診しましょう

と、ここまで片頭痛と緊張型頭痛の2種類の特徴や対処法についてご説明してきましたが、少なからず頭痛で困っている方は、以下の3つの理由で、一度医療機関を受診した方がいいです。

  1. どのタイプの頭痛か診断してもらえるから
    →自分自身、ずっと片頭痛だけだと思っていたのですが、診察を受けたところ、片頭痛と緊張型頭痛の併発型である「混合型頭痛」であることが分かりました。

  2. 頭痛のタイプが分かることで、それに応じた薬も処方してもらえるから
    →また後日書こうと思っていますが、片頭痛の場合、片頭痛に特化した薬もあります。合う合わないがあるようですが、薬が合う人は、かなり楽になるようです。

  3. 頭痛と言っても、より深刻な脳の病気の可能性があるから
    →くも膜下出血や脳動脈乖離といったより深刻な病気の場合も、頭痛が起こるようです。私が過去に受診した際も、かなり詳しく見てもらい、結果問題はなく、安心できました。

日本頭痛学会のHPで「認定頭痛専門医」さんのいる医療機関が検索できます。お住いの地域を見てみて、一度受診されてはいかがでしょうか

今日はかなり難しい内容になってしまいました。次回以降はもう少し軽い、片頭痛あるあるみたいな話も書いていこうと思います。

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