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さよならきょじんのトーミ

始まり始まり

ながさやまというだれもたちよらなそうな山に
「トーミ」というきょじんがすんでいました。

トーミはやさしくて
人間とともだちになりたいと思っていました。

だけど、人間たちは
トーミがいると町のかげができる
トーミがいるといえやくるまをふんでしまう

そう思ってトーミが山からおりてくると
石をなげつけていました。

くつに石をいれられたり
家の中にカラスのしがいやごみをいれられて
石をなげられたりしても
それでもトーミは人間と仲よくなりたいなーと思っていました。

何日かたったある日、トーミはいまちきゅうに
いんせきがくることにきづいたのです
そしてトーミは人間に
「もうすぐいんせきがくるわ!
みんなにげて!」

でも人間たちは「ぜったいうそだ」「しんようするもんか」
といってトーミのいうことはききませんでした

トーミはかなしくなりました
「どうしよういんせきがきたらみんなしんでしまうわ」
「あと1日ぐらいしたらいんせきがきてしまう」

それから2日たちました
人間たちは「やっぱりうそだ」といって
トーミのいったことをわすれてしまいました

そしたらきゅうにつよく風がふいてきました
むこうに赤いものがみえます
いきおいをつけてやってきました
「もうおわりだ!」

そう思ったときいんせきはとまったのです
前をみてみるとそこには、トーミが立っていました
トーミはいんせきをなげとばしました

そしたらトーミがたおれてしまいました
しんでしまったのです
人間たちは今までトーミにしてきたことを
あやまりました
そしてみんなで
「さよならきょじんのトーミ!」

おわり

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