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九条の大罪実写化

大仰なタイトル、申し訳ございませんでした。
大丈夫です、実写化はしません、
まだ…


私は趣味として、好きな作品に勝手に
実写化のキャスティングをするという
激ヤバの癖を持っているのですが、

今まで、誰に見せるでも無くiPhoneの
メモに書いては、そのまま塩漬けにされ、
日の目を見ることの無かったキャスティング案を
最近はこのnoteに書いて供養しております。


今回はそれの「九条の大罪」編です。


「九条の大罪」は、あの「闇金ウシジマくん」
でお馴染み、真鍋昌平先生著の
リーガルコミックです。

法律とは、道徳とは何かを読者に考えさせる
ダークな作風ながらも、読み進めていくと
正義とは何かという、作風とは真逆のテーマに
帰結していきます。

闇が深いほど光は強く輝くとは良く言ったもので
凄惨な出来事が続くが故に、作品の持つ微かな
善性の様なものが浮き彫りになってくる、
そんな作品でもあります。


面白い作品ですし、勧善懲悪が主流とされる
法律モノの作品としては異質な角度から書かれた
漫画作品となっておりますので、
未読の方は是非、ご一読ください。


では、キャスティング行きます。


九条間人役  オダギリジョーさん

九条間人
オダギリジョー

半グレや前科持ちと言った所謂社会悪の様な
人達の依頼を受けて、弁護する事を主業とする
弁護士。
九条間人(たいざ)役にはオダギリジョーさん。

ポーカーフェイスで犯罪の片棒を担ぐ様な
汚れ仕事も職務として淡々と熟すキャラクターの
九条先生。

大根仁監督のドラマ作品、
「リバースエッジ大川端探偵社」での村木役の
オダギリジョーさんの雰囲気が九条先生に非常に
近いなと思い、キャスティングいたしました。

見た目のイメージと九条のドライな語り口も
オダギリさんと合うかなと思いますね。


余談ですが、オダギリジョーさん以外だとしたら
永山瑛太さんもかなり良いかなと。


次。
烏丸真司役  杉野遥亮さん

烏丸真司
杉野遥亮

東大法学部を首席で卒業した秀才ながら
アウトローな弁護を生業とする九条のもとで
勉強するアソシエイト弁護士、
烏丸役に杉野遥亮さん。


こちらも九条先生に次いで底が見えないというか
何を考えて九条の元にいるのか、
掴み辛いキャラクターです。
「俺の話は長い」の海星役の時の杉野さんは
結構烏丸先生の雰囲気出てたと思いますね、
個人的に。




次。
壬生憲剛役  柳楽優弥さん

壬生憲剛
柳楽優弥

表向きは自動車整備会社の社長を務める傍ら、
ガールズバーやサパークラブなどを多数経営する
経営者で、九条を「先生」と呼んで仕事を
依頼する半グレ、壬生憲剛役に柳楽優弥さん。

肝の据わった悪の親玉で、
異常事態にも動じない強キャラ感と
身内の失態には、きっちりと制裁を加える残忍さが
壬生憲剛というキャラクターにはあります。
確かな実力と存在感のある俳優、
柳楽優弥さんを壬生憲剛に推します。



次。
流木先生役  本田博太郎さん

流木先生
本田博太郎

九条が「師匠」と呼ぶ人情派弁護人の
流木先生役に本田博太郎さん。

ロマンスグレーが似合って、含蓄あるセリフが
馴染む荘厳な雰囲気が必要となるので
数々の作品に出演なさっている本田さんに。

あと「ライフカード」のCMでオダギリさんと
共演していた印象が個人的に強かったのも
ありますね、会話してるのがイメージしやすかったので。



次。
山城先生役  金田明夫さん

山城
金田明夫

九条の元ボス弁で暴力団や半グレと癒着して
大金を稼ぐ悪徳弁護士の山城役に金田明夫さん。


コミカルな上司役なんかが似合う、
実力派のベテランの俳優さんですが、
小悪党の様な役回りも器用に演じきる
金田明夫さんに山城先生をお願いしたいです。
「ラストマン」の山藤課長役が非常に印象的でしたね。



次。
嵐山刑事役  古田新太さん

嵐山刑事
古田新太


娘を死に追いやった壬生憲剛一派の半グレ連中と
そこを弁護する九条を目の敵にする警察官
嵐山役に古田新太さん。

「空白」で松坂桃李さん演じる店長を追い詰める
お父さん役と、この嵐山という役どころが
私の中でオーバーラップしまして、
是非お願いしたいなと。



次。
薬師前さん役  馬場ふみかさん

薬師前
馬場ふみか

NPO法人のソーシャルワーカーで
烏丸と旧知の仲の薬師前役に馬場ふみかさん。

烏丸先生と歳も近いので、同じ年代くらいの
女優さんで探して馬場ふみかさんにしました。
色々あって頓挫しましたが、馬場さんも
出演予定だった「善悪の屑」観たかったなぁ。


次。
曽我部聡太役  望月歩さん

曽我部聡太
望月歩

不良グループに虐められており、薬物の運び人を
させられている軽度の障害を持つ少年
曽我部聡太役に望月歩さん。

繊細で難しいキャラクターですが、
「石子と羽男」で大庭拓という難役を演じてましたので、望月さんなら大丈夫かと。


次。
菅原遼馬役  淵上泰史さん

菅原遼馬
淵上泰史

入寮費や施設維持費など、入寮者の親族から
正規の金額を貰いながらも、劣悪な環境の
介護施設を運営している「輝幸」代表の半グレ、
菅原遼馬に淵上泰史さん。


ヒールの似合う役者さんですよね、
「わにとかげぎす」や「マイホームヒーロー」
などの出演も印象的です。


次。
家守華恵役   キムラ緑子さん

家守花恵
キムラ緑子

認知症になった実父が全財産を「輝幸」に
寄付すると、騙されて文書を書かされた為、
それを撤回してくれと九条の元を尋ねる
家守華恵役にキムラ緑子さん。

一見うるさくて、怖い女性なのですが、
この話しのラストは涙を誘われるというか。

家守華恵というキャラクターの中で
張り詰めていた物が、ほろりと解けていき、
とめどなく溢れ、決壊していく様が
なんとも切なくなる話しなんですよね。
なので、真鍋先生の絵から伝わったあの感覚を
いかに再現できるかが肝ですので、
実力派のキムラ緑子さんに、お願いしたいです。

次。
笠置雫役   佐久間由衣さん

笠置雫
佐久間由衣

学生時代に負った深い心の傷と家庭環境により
甘言を囁く男に騙され、艶系女優を経て
風俗店に沈められてしまう少女、笠置雫役に
佐久間由衣さん。

ぴえん編は衝撃というか、あまりの生々しさに
心がキュッとなりましたね。
ここのキャスティングが全てだと思いまして
「ちひろさん」や「隠れビッチやってました」
などに出演の若手実力派、佐久間由衣さんに
お願いしたいです。
軽度の障害を持つというデリケートで繊細で
難しい役ですが、是非。


次。
亀岡麗子役  中村ゆりさん

亀岡麗子
中村ゆり

女性の性差別問題に注力し、そこを得意分野と
する、女性の人権を守る弁護士の亀岡麗子役に
中村ゆりさん。


九条先生を半グレと連む弁護士と蔑視しながらも
旧知の仲であるというキャラクター。
九条先生と歳も近くなければならないので
中村ゆりさん。
調べて知ったのですが、
40歳を超えられてると思いませんでした。
あまりに、お綺麗でお若く見えるので。
ビシッとスーツ姿も似合いそうです。




次。
小山義昭役  加治将樹さん

小山義昭
加治将樹

AV会社の社長で嵐山の娘の元交際相手
「こやしゃん」こと小山義昭役に加治将樹さん。

見た目のイメージからキャスティングしました。
加治将樹さんはコミカルな役のイメージが
私の中では強く、あまり悪どい役の印象は
無いのですが、胡散臭く悪辣な業界人小山を
お願いしたいです。


次。
京極清志役  金子ノブアキさん

京極清志
金子ノブアキ

伏見組の若頭で壬生憲剛含む半グレ達の
元締めの様な立ち位置の京極清志役に
金子ノブアキさん。

今まで出てきた半グレ連中とは一線を画す
「本当にヤバい人」と言った感じが
京極というキャラクターにはあります。
是非、金子ノブアキさんに。


次。
鞍馬蔵人役  葛山信吾さん

鞍馬蔵人
葛山信吾

九条間人の実の兄で亡くなった父親と同じく
検事の道に進んだ、鞍馬蔵人役に葛山信吾さん

これは私が「仮面ライダークウガ」世代である
ことが全てのキャスティングですね。

歪み合うというか、作中冷え切った兄弟関係の
2人を、オダギリさんと葛山さんで
見てみたいなと思いました。



以上ですね。
とりあえず前半の主なエピソード分までの
主要キャラをキャスティングしました。




「九条の大罪」
という作品を読んで感じるのは
恐らくこの作品と同じことが日本という国の
どこかでは起きているのだろうなという
生々しさがあるという事。

「いや、現実はもっと凄惨なものかもしれない」
とさえ思わせる警告に近い様なメッセージを
読み手として受け取りました。

つい目を覆いたくなるような、
決してフィクションとは言い切れない物語から
漂うリアルさには、この時代ならではの
社会の闇を映した、ドキュメンタリーとしての
側面をも感じさせます。

自分のすぐ側にも、同じ様な問題は
潜んでいるかもしれない。
そんな警鐘を鳴らすような作品、
九条の大罪
法律の解釈のお勉強にもなりますので
是非、ご一読ください。


駄文、長文にお付き合い頂き
ありがとうございました。

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