今月初めての新製品だ。俺が今回紹介するアイテムのキーワードは「ミニチュア温故知新」。製作・発売年はかなり古いものだが、その出来栄えとまとまりの良さは、現行最新製品にいささかも劣らず、今なお現行品として最前線で戦う往年の傑作たち。今なおハツラツと息づく躍動感と研ぎ澄まされた刃のごとき鋭いディティールを持つこれらのミニチュアを手がけたデザイナーの名は、マーク・コペルストーンという。

マーク・コペルストーン伝説

彼が頭角を現したのは、80年代中期のシタデルミニチュア在籍時。ジェス・グッドウィンやケビン・アダムズ、双子のペリーらと肩を並べてケイオスやインペリアルガード、スペースマリーンやエンパイアなどのレンジを手がけていたのがマークだ。80年後期にはニック・ランドに請われてグレナディアUKへと移り、同じくシタデルから移籍したスターデザイナー、ボブ・ネイスミスと共に、ミニチュアバトルゲーム「ファンタジーウォリアーズ」ミニチュアレンジの展開で尽力した。