岡村ひろみ

国会答弁も書ける脚本家、作詞家、小説家、演出家、映画監督、演技指導家。「妻と秋刀魚」の…

岡村ひろみ

国会答弁も書ける脚本家、作詞家、小説家、演出家、映画監督、演技指導家。「妻と秋刀魚」の脚本・演出。オーダーに合わせてなんでも書きます。お仕事の依頼はDMまで 短歌への感想は絶賛・酷評・野次・応援・非難 何でもリプにくれたら感謝感激雨霰。

最近の記事

ラジオ、宇宙、そしてお便りの魔法:「今宵、銀河の片隅に」

私はラジオが大好きです。 ラジオの魅力は言葉を信じて、お便りと声で人と人をつなぐことです。 しかし、言葉は非常に頼りなく、時には誤解や諍いすら生むものです。 それでも、ラジオは言葉への信頼を通して、つながりへの挑戦をします。 昨日、とんでもない人と出会いました。彼はこう言いました。 「言葉は信頼が置けないもの。だければ、言葉は人に瞬く間に広がっていくという無限の可能性がある」 私はこれが言葉の本質であると思いました。 私が脚本・演出を務めた「今宵、銀河の片隅に」はラジオの

    • 「いつまでに結婚」ではなく、出会いに行く時間を決めればいいって話

      僕は遅刻魔です。 余裕を持って到着するとその分、待たなくちゃいけないのが嫌でいつもギリギリを攻めてしまいます。 当たり前ですが、突発事象が起こると確実に遅刻します。また、移動時間の目算も狂っているので、遅刻するのがほとんどです。 子供の頃から治らなかったので、半ば諦めていました。 「締切を決めるんじゃなくて、いつ書くかを決めるんだよ」佐渡島さんにある時、聴きました。 「締切を守れる漫画家とそうじゃない漫画家の違いはなんですか」 佐渡島さんはこう答えました。 「みんな締切は

      • 世界が終わる3日前、雪見だいふくを作る人の話。

        ショートムービーの撮影をしました。 世界が終わる3日前の兄妹喧嘩の話です。 雪見だいふくを食べてしまった兄が妹のために雪見だいふくを作ってあげるというもの。 買い占めが起きてしまって雪見だいふくが買えないという困難に兄は直面します。 その時に兄はどうするのか? ものすごく嫌な世界滅亡から浮き立つ雪見だいふく私は世界滅亡ものが大好きです。 隕石の地球衝突、病原菌の拡散、地球のコアの停止・・・ 全部、起こったら嫌です。 しかし、絶対嫌な分、それほど好きなことが際立ちます。

        • 継続力に絶対に効く今やった方がいいこと

          今日の天気は青色だった。 それくらいでいいんですよね、日記なんて。 そうじゃないと続かないと思います。 おやすみなさい。

        ラジオ、宇宙、そしてお便りの魔法:「今宵、銀河の片隅に」

          宇宙の悩みを想像したらコメディになった話(「今宵、銀河の片隅で」上映)

          宇宙に比べれば君の悩みなんてちっぽけさ何かとてつもない大きなものと自分の悩みを比較する手法が好きではありません。 まず、海と私の悩みは関係ないし、星の数ほど人はいても私の周りにはいるわけじゃないのにと思います。 その中でも最も好きではないのが、 「宇宙と比べたら、君の悩みは小さい」 という主張です。 宇宙の大きさと私の悩みは関係が無いですし、あなたは宇宙にも悩みがあるとは想像しないのかと思います。 ということで、私は宇宙の悩みを想像して劇を作ってみました。 スターウォ

          宇宙の悩みを想像したらコメディになった話(「今宵、銀河の片隅で」上映)

          現役経産官僚が喜劇作家をやりながらマンガ編集をやっていること

          私は誰でも笑って楽しめるコメディを描く脚本家だ。 私は経済産業省の現役のキャリア官僚だ。 私は天才編集者の会社で働くマンガの編集者だ。 一見支離滅裂だが、この3つの文章は密接につながって存在している。 ある一点だけを追いまくったら、こうなってしまった。 その一点は「ヤバくてイっちゃってる大人」を追い続けたということ。 自分が一番おもしろいと思ってる経産官僚たち大学はずっと脚本ばかり書いて、下北沢で上演する毎日。 官僚になるつもりなどなかったが、脚本のネタ探しで行った説明会

          現役経産官僚が喜劇作家をやりながらマンガ編集をやっていること