何故、たこやきレインボーは失敗したのか?後編

おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
TAKAモノノフです。

前回の投稿からまた動きがあったようで…。
何と5月4日にex.たこやきレインボーのラストフリーライブが行われるそうです!
僕はその日友達の結婚式があります。勿論、結婚式なんてブッチしてライブ行きます!嘘です。
約1000文字に渡ってたこ虹に対してマイナスな投稿を書いた罰でしょうか…。
それでも語り始めたものは仕方がありません。最後まで語らせてもらいます。

前回の終わりに書いた「たこ虹はアイドルビジネスとして失敗した」という点について3つのポイントで語らせて頂きます。
まず、1つ目としてスタダアイドルの事情です。
ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学を始めするスタダアイドル。スターダストプロダクションという大手芸能事務所が展開するアイドルビジネスはももクロの急成長により後に生まれる妹分アイドルへと大きく発展しました。その大きくなったスタダアイドルの発展は所属アイドルだけで大きいキャパのビッグイベントが出来るようになりました。
しかし、そんなスタダアイドルのビジネスが大きくなるにつれてとある現象が起きたのです。

ももクロと肩を並べたり越えたりするスタダアイドルは出てこない!

これはスタダアイドルファンならば正直必ず感じてしまった言葉と思います。ももクロという巨大なスタダアイドルの象徴は妹分たちに重い重い重圧としてのし掛かりました。様々なメディアに出れば必ず「ももクロの妹分アイドルグループ」という肩書きが付けられる。これはももクロが悪いという訳ではなく、ももクロが存在価値として強すぎるのです。
そこでスタダアイドルたちはももクロとは違うベクトルで勝負してグループとして発展して行こうと考えました。エビ中ならばよりアーティストよりの楽曲とメンバーの入れ替わりによる魅せ方、TEAM SHACHIならば他ジャンルやサブカルとのコラボやYouTubeでの豊富なコンテンツ動画など…。ももクロとは違うベクトルやアプローチで戦っています。
たこ虹もその動きをしました。お笑いというジャンルへの挑戦、YouTubeでのシェアハウス動画、セレッソ大阪とのコラボ等々…。しかし、たこ虹にはとても重大な欠点がありました。それはたこ虹はももクロと同じ流派であるというコンセプトです。勿論、そんなことはないと言われても否定はしません。ただメンバーたちがももクロへの憧れが強くももクロと同じアイドルグループへ近くなろうとしたのが原因です。ファンの間でも「ももクロのようなアイドルグループになってほしい!」と思っていた人たちが大多数いたはずです。僕もその一人です。ももクロという大きな憧れが後々に自分達の首を絞めるとは…。

二つ目はメジャーデビューしたことである。
メジャーデビューすることは悪いことではない。むしろ様々な媒体での露出が増えて新規ファン獲得や世間への認知度が高くなる。アイドルグループはある程度の知名度が上がってきたらメジャーデビューするのが筋である。バンドやシンガーソングライターなども然り。
しかし、メジャーデビューしたことによって大きな課題が課せられる。それは売り上げである。
この売り上げはメジャーデビューするアイドルグループにとって厳しいネックとなっているのは一般人の我々でも認知している。結局、アイドルはビジネスとして市場で出回っているのではっきり言って利益にならなければ削減の対象とされる。利益を出す為にCD、DVD、ライブチケットやグッズなどの売り上げがとても大事になる。特にCDの売り上げになるとレコード会社にとって何より大切である。
たこ虹がメジャーデビューしたレーベルはエーベックスである。日本ではトップクラスに近い超一流企業である。所属するアーティストも超一流。広告費や宣伝費を莫大に使ってプロモーション出来るほどの資金力である。しかし、その一方でそれに見合った利益が求められる。メジャーデビュー1年目、2年目、3年目と順調に行っていた印象が僕にはある。しかし、僕がおやっと感じたことがあった。コロナが流行し世界的パンデミックによりエンタメ界が自粛を強いられた時である。何とかライブやイベント出来る状況になった時にたこ虹がフリーライブを開催していた。フリラを開催することは決して悪くはないが、メジャーデビューを果たしたアイドルグループがまだフリラしているのはやはり違和感が否めない。その時こう感じた。

もしかしたら我々が想像するよりも経営が逼迫しているのではないか?

そう考えなければいけないのは確かである。たこ虹本人たちや運営があからさまに「売り上げが悪くて経営が逼迫して助けてください!」なんてファンに伝えてはいけない。いや、伝えるべきではない。もし本当のことを伝えてしまったらアイドルではなくなる。僕も正直こればかりは何も言えない。

そして、最後の3つ目は関係性である。
アイドルグループに限らずエンタメでの需要供給はメンバー(ここではアイドルグループのメンバーを示す)と運営スタッフ、そしてファンの三角関係がとても重要である。需要供給のバランスが少しでも崩れてしまったらビジネスとして成り立たないほど密度が高く難しく構築されている三角関係なのである。
今回のたこ虹を見てこの関係性が徐々にバランスを失い三角関係の需要供給のバランスが崩壊してしまったと感じた。それぞれの関係性から説明したと思う。
まず、たこ虹とファンの関係性である。ここの関係性はまだ良好であると僕は感じている。下世話な話ではあるが、例えばメンバーがあからさまなスキャンダルを起こしていないし目に余る法に触れるレベルの迷惑行為をメンバーに行っていないので需要供給のバランスは成り立っていた。
次にメンバーと運営スタッフである。この関係性は徐々に離れていたのではないかと感じる。運営スタッフは何とかしてたこ虹で利益を出そうとあれこれ奔走した。しかし、思うような結果が得られずより状況は厳しくなった。また、メンバーは今後の将来性を考えた時にとても不安になりかなり悩んだと思う。本当にこのまま活動してもよいのか、いっそ解散したほうがスッキリするのではないか、個人で勝負して活躍してみたくないかなどの考えがずっとありながら日々過ごしたと思う。アイドルとはいえ一人の人間である。彼女たちは彼女たちの人生があり勝手に決めてよい。我々ファンが都合よく押し付けるのはお門違いである。そういったこともありメンバーとスタッフは将来性の部分で離れてしまったのではないだろうか…。
そして、最後は一番厄介な運営スタッフとファンの関係性である。この関係性は一番脆く一つでも大きなミスを犯せば修復不可能となり需要供給の関係が成り立たなくなる。この関係性は試行錯誤繰り返しながらメジャーデビュー3年目過ぎまでは何とか保っていたように感じた。しかし、コロナによる世界的パンデミックによりファンはどのように彼女たちを応援して支えるのか分からなくなってしまった。そんなファン様々な提案してたこ虹を応援して支える道筋を作ってくれた運営。その道筋を正しい道筋として疑わずにファンは支持した。それにも関わらず我々ファンを谷底へ蹴り落とすような出来事が起きた。それが昨年のメンバー卒業である。大多数のファンは具体的な説明を求めた。運営スタッフはファンに経済的理由やお金の問題などを詳しく説明出来るわけでもなくただただ謝罪し前向きな事柄しか示せなかった。そんな対応を受け入れ5人での新たなプロジェクトを信じ応援したファンたち。最終的に断絶関係となったと過言ではないほどの出来事となったのが今回の件である。約一年間新たなプロジェクトを信じたのに、ファンからすれば完全に裏切られた形である。これにより一番脆かった運営とファンの関係性は修復不可能に近い崩壊を起こした。この3つの関係性から言えることはこれである。

ファンと運営は一番脆くて一歩間違えば修復不可能となるほど不安定な関係性が崩壊したことによりたこ虹メンバー、運営、ファンの三角関係は完全に壊れた。


以上の3つの要因からたこ虹はアイドルのビジネスとして失敗したと僕は考える。まとめとして僕の思いをここまでの勝手な分析と単純にファンとしての感情論で語らせて頂く。

僕は正直悔しい。

ここまで僕たちファンを楽しませてきたたこ虹がこんな形で終焉を迎えることが何より悔しい。もっと応援したかったし彼女たちが目標としていた甲子園ライブも実現させて行きたかった…。けれども現実的に厳しい状況を突きつけられたらファンは肯定するしかない。正直たこ虹が昨年の4月頃に卒業を発表したときに何となくは察ししていた。たこ虹はエーベックスから契約更新をされず契約を打ち切られたのではないかと。その猶予期間がこの1年だった。今さらインディーズに戻ることも出来ず、この1年何とか5人での活動を存続出来る方法を運営は模索した。でも、結果見つけることが出来ずタイムリミットが来てしまった…。そして、たこ虹はファンに向けて残酷で悲しい報告をすることになった。
アイドルグループにとってたこ虹のような事例は珍しくない。むしろほんの一握りのアイドルグループは存続して大半のアイドルグループはこの状況を招く可能性が大いにある。だから、アイドルは儚い存在である。その一時の眩しさに引かれて我々アイドルファンは全力で応援するのである。
たこ虹はアイドルとして半ば途中で役目を終えた。これからは個人個人で応援するしかない。5月4日のラストイベントで彼女たちの口から何が語られるかは分からない。どんな言葉でも行間の読み彼女たちの言葉を真摯に受け止めてほしい。けして彼女たちを責めないでほしい。また、頭ごなしに運営批判をしないでほしい。
感情論で心ない言葉を吐き出すのは簡単だ。一歩引いて考えて自分達の気持ちをその場ではグッと堪えてたこ虹の言葉を受け止めてほしい。その言葉を受けて出た感情は堪えきれないかもしれないけど言葉を選んでほしい。
そして、選んだ言葉で是非彼女たちに感謝を述べてほしい。感謝の気持ちを持って最後のアイドルたこ虹をその目に焼き付けてほしい!

ここまでだらだら長く文章力もない論理性に欠ける持論を見ていただきありがとうございます。少しでもこの気持ちが伝わればと思います。
結局、3000文字以上の長文になってしまった…。
まぁ、今の自分の気持ちだから仕方がない。
たこ虹はいつまでも僕の心の中に燦然と輝くアイドルであります。皆さんの心の中にもそういう輝く彼女たちの記憶が生き続けることが僕の何よりの願いです。
それではたこやきレインボーありがとうございました!

Somewhere over the たこやきレインボー
どこまで続くよ
いつでも終わらない
虹の橋を越えよう
輝ける明日へ
遥かなる未来へ
あの虹の彼方へ


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