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若葉濃く仔犬の乳歯生え変わり

季語:若葉(初夏)

わかばこくこいぬのにゅうしはえかわり

犬が家族になり、数ヶ月。初めて知ることも多くあり、新鮮な驚きを感じる日々である。

はじめに「へー」と驚いたのが、犬は乳歯から大人の歯に生え替わるということ。

わたしが暮らしたことのあるペットはウサギとインコ、オウム。そのうち歯を持つのはウサギだけ。ウサギは一生歯が伸び続ける。成長につれ、伸びてくる歯のサイズが大きくなるのだろう。ずっと伸びるのだから、伸びすぎないようにホドホドで削らないといけない。ということで、ウサギ飼育に齧り木は欠かせない。

犬の歯が生え変わると聞いたとき、人の子のようにぐらぐらになったらどうにかして抜いてやらねばないないのか?と思った。が、普段の遊びでいろいろなものに噛み付く過程で自然と抜けるらしい。そして抜けた歯は、飲んでしまうそうだ。

飲んでしまうので人目にはあまり触れない、と聞いた(父が散歩で出会う犬トモ?さんによる)のだが、数本の抜け歯を目撃している。これはわたしが犬と同じレベルで遊んでいるためだ。

犬はわたしの手を噛みにくる、無論本気ではない。ちょっと強い甘噛み?わたしは反撃で足を掴んだり、お腹を揉んだりと身体のあちこちを触りまくる。すると触った手の方を噛みにくるので、自由になった手でまた別のところを撫でたりつまんだりする。

犬相手のちょっとしたじゃれ合いである。噛むことを容認すると悪い癖につながるリスクもあるが、わたし以外には噛みにいかないのである程度はわきまえていると思っている。信じている。

そのじゃれ合いの成果として、袖に抜けた歯がひっかかっていることがある。せっかくなので記念にしまってある。

暖かくなり、若芽がまぶしい季節。犬も同じく育っている。



本質的に内向的で自分勝手なわたしですが、世の中には奇人もいるものだなぁーと面白がってもらえると、ちょっとうれしい。 お布施(サポート)遠慮しません。必ずや明日への活力につなげてみせます!