見出し画像

超短編小説「高田の場合21」一話完結

・高田はたまに歯間ブラシを使って掃除しないと歯垢を食べてるようで気持ち悪くなった

・高田は庭で落ち葉を掃除してるときちりとりに小石が入ったりするとその小石をゴミと一緒に捨てるとゴミ収集車の故障の原因になりそうで不安になって細かくチェックしていた

・高田は廊下に少し飲み物をこぼした時その飲み物が原因で誰かが転んで怪我してしまったらどうしようと不安になって拭くかまよっていた

・高田はゴミ箱が一杯なのにゴミを無理やり突っ込んでる状態を見ると不快な気持ちになっていた

・高田はスーパー銭湯で風呂に入る前におしっこをしてちゃんと拭いてないから廊下に雫を垂らしてる奴を見てからトイレいったあとは確認するようにしていた

・高田は銭湯で足を伸ばしてた人が他の人が目の前を通る時、足を屈める人が好きだった。

・高田は銭湯で風呂から出ていい気分で謎の歌を歌ってるじいさんを見るとなんの歌やねん!と心の中で突っ込んでいた

・高田はヒゲを生やそうか考えていたが過去にヒゲを洗面台で整えていたらヒゲが散らばって汚れたことがあってから剃るようにしていた

・高田は外でお腹が痛くなり限界に近い状態でも公衆トイレの便座を除菌シートで拭いてから用を足していた

・高田は日記を残していたが読み返してみるとくだらなく思えてしまい全部破り捨てていた

・高田はパチンコで連チャンしてるとき内心嬉しいのに大当たり確定のリーチがくるとめんどくさそうな感じでボタンを押していた

・高田は平日の昼間からゲーセンのメダルコーナーに長時間いる人をみると、何があったんだよ!と心の中でツッコんでいた

・高田は朝 窓を開ける時や洗濯をするとき 他人に自分の寝起き姿を見られたくなくて誰も外にいるなよと願いながら行動していた




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?