古書店に行ったらＴＫＯの本があったのでネットで調べたら評判が良くて安かったので買って読んでみた。芸人の本はけっこう読んでいるが大体読みやすくて面白い作品が多い。内容としてはＴＫＯが芸人になる前から、なってレッドカーペット等でブレイクして不祥事で転落するまでのことを書いてある。読んで思ったのはＴＫＯはＴＶのイメージと違うなということ。ＴＶだとどちらかというと木下が痛くて軽くてだらしない奴で、木本が真面目で固くてうざい奴だと感じていたが、この本を読むとどちらかというと木本の方が目立ちたがり屋で猪突猛進の行動タイプで木下は天然ボケのアホって感じである。まぁフィクションも含んでると書いてあるのでどこまでが事実か分からないが、でも読みやすくてけっこう面白かった。ただ自分としてはちょっと物足りなかった感もある。欲を言えばもっとエグい部分を描いてもらいたかった。木下は不祥事を起こした原因は調子に乗ってたと言ってたがその部分をもっと知りたいし曝け出して欲しかった。木本は芸人として売れた後の目標が無く、投資の方に興味が向いたように書かれていたがそのジレンマの部分をもっと描いて欲しかったな、たとえば他の芸人のこういうトークに嫉妬したとか、そういうエピソードを読みたかったな。
まぁでも有名人が不祥事起こしてＳＮＳで叩いてる奴等なんてどうしようもない連中だと思うから、そんな奴等気にしないでこれから２人が再起をかけて頑張ってほしいですね。