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たどり着いたのは、醤油発祥の地だった【和歌山県】

Cycling 2024.1.6

関西エリアを中心に、大地の成り立ちから人々の歴史まで、紐解きながら旅をしています!

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和歌山県有田郡湯浅町

湯浅町は、和歌山県有田郡にある町です。紀伊半島西部の、海が陸に深く入りこんだ入り江の奥に位置しています。


江戸時代の景観が残るまち


お堀に建ち並ぶ、立派な蔵の目の前でペダルが止まりました。江戸時代の景観を残しています。

そこは、醤油発祥の地でした。

舟運に使用された内港・大仙堀

海を渡り全国に運ばれた醤油

この大仙堀は、醤油の原材料や商品が積み下ろしされた内港です。

ここは、周囲を陸地に囲まれた内海。波穏やかな深い入り江です。
近代以前は、「天然の良港」をもつ都市は港湾都市、商業都市として繁栄します。

湯浅広港もそのひとつです。

それだけでなく、熊野古道が湯浅町にまで延びており、古来より重要な宿場町でした。その地形や立地の良さから古来より水陸交通の要衝として栄えました。


かつて醸醤家の赤桐三郎五郎が、100石余りの醤油を漁船に乗せ大坂に出荷したのが始まりです。ここから海を渡り全国に運ばれたのです!

しょうゆ堀とも呼ばれたそうで、たくさんの醤油樽を帆船に積み込んで、賑わうようすが目に浮かびます。

醤油造りは町の中心産業として発展しました。

和歌山県唯一の重要伝統的建造物群保存地区

昔ながらの町並みを歩くと醤油のいい香り!当時、湯浅には92軒もの醤油屋が軒を並べていました。

重要伝統的建造物群保存地区

メインストリートの白い壁の蔵に入ると、湯浅醤油の老舗・角長の醤油資料館でした。醤油製造に使用された大きな仕込樽などが展示されています。

約100年前の仕込蔵


ここは、和歌山県唯一の重要伝統的建造物群保存地区です。小さな路地を散策すると、レトロかわいい銭湯がありました!

個性的な外観と建物内部を保存・復元
幕末から昭和の終わりまで営業していた銭湯
歴史民俗資料館として公開
古民具などを展示


有田みかん街道サイクリング!

心地よいぽかぽか陽気の和歌山でした。

湯浅湾が眼下に広がる絶景を見たいと、少しだけ上り坂へ向かいました!

展望台から見える海

Activity

ロードバイク
走行距離 62.12km/獲得標高 1,052m 
由良町から湯浅町、有田市までのライド


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