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京都へ行こう❣️【72】

今回は、『京都府立陶板名画の庭』です。
名画の美しさを丈夫な陶板画でそのまま再現!
野外で鑑賞出来る世界で初めての絵画庭園。
安藤忠雄氏の設計です。

陶板画は全部で8点。
受付で陶板画の解説プリントがもらえます。
今回は、一番気になっていた『鳥獣人物戯画』の魅力を全力でアピールしたいと思います。


モネ作『睡蓮・朝』

フランス パリ オランジェリー美術館蔵

モネの作品は水の中にありました。魅せ方にも工夫があります✧*。


鳥羽僧正作と伝えられている
『鳥獣人物戯画』

京都 高山寺蔵

『鳥獣人物戯画』は、京都市右京区にある
『高山寺』に伝わる【国宝】の絵巻物です。
甲・乙・丙・丁と4巻のストーリーに分かれていて、長さは約44メートル。

原寸を縦横約2倍に拡大して展示されていました。これがずら〜っと右から左に続きます。
入りきらない程の長さだったんですけど、引きで1枚撮っておけば良かった💦

この絵巻物は、平安後期から鎌倉時代に制作されたと言われています。
詞書が一切ないので、いろんな解釈がありますが、サルは『権威の象徴』、うさぎとカエルは『庶民』を表しているようです。

上の写真は、擬人化されたカエルとうさぎが
相撲をしている有名な場面。
うさぎの背中のラインなど、全く迷いのない
『筆使い』が素晴らしい✧*。
略されて『鳥獣戯画』と呼ばれる事の多いこの絵巻物は、小学校の教科書にも載っています。

先程のひとつ前の場面がこちら。
カエルがうさぎの耳に噛みついています!
普段から大相撲観戦をしている私は『外掛け』が気になりました(*´艸`*) そっちか〜い(笑)

展示されていたのは、うさぎやカエルなどの
動物達が後ろ脚で立ち、前脚を手のように器用に使って遊び戯れる甲巻と、16種類の擬人化されていない動物の生態をリアルに描いている乙巻。乙巻は、まるで背景付きの『動物図鑑』のようで、実在する動物だけでなく、想像上の動物も描かれています。

【麒麟】

【獅子】

【龍】

【獏】

『鳥獣人物戯画』の見どころは、動物たちの遊び戯れるユーモラスな姿と表情の豊かさです。

これを更に進化させたのが、米津玄師の動画、『パプリカ』国宝 鳥獣戯画バージョンです。
知ってる〜♪という方も知らない方も、ぜひこの機会に見て欲しい。←『鳥獣戯画』ファンを増やしたい(*´艸`*)♡
動物の動きが可愛いくて癒やされますよ〜💕


張澤端作と伝えられている
『清明上河図』

台湾 台北故宮博物院蔵

こちらも右から左にずら〜っと続く絵巻物。
写真はラストの部分です。
中国北宋を流れる河に沿って賑わう都城の風景が描かれています。

レオナルド・ダ・ヴィンチ作
『最後の晩餐』

イタリア ミラノ 
サンタ・マリア・ディレ・グラツィエ修道院


ミケランジェロ作
『最後の審判』

バチカン システィナ礼拝堂

『最後の審判』は、上・真ん中・下の3ヶ所から眺める事ができます。写真は下から撮影。
青空の元、この大きさ。見応えがあります✧*。



スーラ作
『ラ・グランド・ジャット島の
日曜日の午後』

アメリカ シカゴ美術館蔵


ルノアール作『テラスにて』

アメリカ シカゴ美術館蔵


ゴッホ作『糸杉と星の道』

オランダ クレラー・ミュラー美術館蔵

こちらは撮影に苦労しました。
透明のアクリル板があって、どうしても自分の姿が映り込んでしまうのです。写真に自分の気配を入れたくないので、アクリル板にスマホをくっつけて撮りました。


安藤忠雄氏の遊び心のある建築物と陶板画。
展示の仕方にも工夫が見られ、入場料100円で楽しめました。

隣には『京都府立植物園』。
近くには、『マールブランシュ北山本店』
『キャピタル東洋亭本店』『ブリアン北山』『IN THE GREEN』などの人気店がズラリ!
お店の待ち時間を利用して楽しむのも有りですよ❣️

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