見出し画像

帰国の航空券を取った

約2年にわたるオーストラリア生活も残りわずか。

ずっと先延ばしにしていた帰国便の航空券を先日ようやく購入した。

なんとなく帰る日を明確に決めたくなくて、もう少しでオーストラリアから去る現実から少し自分を遠ざけようとしていたのかもしれない。

航空券を取ったあと、涙が出た。

「あぁ、本当に帰るんだ」と。


日本に帰りたくないわけではないし、2年ぶりの帰国に心踊ってる部分もある。日本でやりたいことも会いたい人もたくさんいる。
でも、今は日本に帰りたいというよりももっともっと強い感情で、私はオーストラリアという国やここでの暮らし、ここで出会った人たちのことを大好きになっていた。

心地よくて、自分らしくいれて、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちと出会えて、ここでしかできない数多くの経験をして、たくさんの景色を見てきた。

そんな生活からもうすぐ去る。

渡豪する前からオーストラリアは2年と決めていたし、最初からサードビザも取るつもりはなかった。
でも、ここ最近の数ヶ月で「うわぁ、3年目もいたいな…」なんて思うようになってしまった。

いつだか、とあるイベントで出会った日本人の方から「今はそんな気持ちなくてもいつかきっとここにずっと住みたいって思う日が来るよ」と言われたことがある。

そのとき私はオーストラリア生活1年目弱で、当時は正直「いやいやそんなこと思わないでしょ〜、この国は好きだけどなんだかんだ日本に戻りたいかも」と思っていた。

うん、なったね。
オーストラリアにずっと住みたい、というよりかはもう少し長く暮らしたいと思うようになった。

でも、とりあえず日本に帰る。
なんとなくこの国にはまた何かの縁で戻ってくるかもしれないと心の片隅で思っていて、いざ戻ってきたいと思ったその時の自分の行動力に期待してる自分がいる。

ワーホリビザでのオーストラリア生活は一旦あと少しで幕を閉じるけど、まだやりたいこともあるし、行きたい国もある、見たい景色もまだまだたくさん。

だから一旦オーストラリアから離れる。
そういうスタンスでいようかなと。

2年という時間は長い人生においてはあっという間の短いものではあるかもしれないけど、私がここで過ごして感じた2年はあまりにも長くて大切で、おそらく私のこの先の人生にとってあまりにもかけがえのない重要なものになるんだと思う。

楽しみと寂しさ、だけどまだ真っ白な私の未来への期待やワクワクなど、今はたくさんの感情を抱えながら残りわずかのオーストラリア生活を楽しもうと思う。

この記事が参加している募集

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?