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いざ、憧れのエアーズロックへ

10月中旬、ウルルに1泊2日の弾丸ひとり旅に行ってきた。

“エアーズロックをこの目で見る”
それは渡豪前からの私の大きな夢であり、ウルルはずっとずっと憧れていた場所。

29歳になるタイミングで書き起こした「やりたいことリスト」にもしっかり書いた私の夢の一つ。

ウルル行きの航空券を買ったその日からずっとわくわくしていて、旅行の前日なんて29歳にして修学旅行前のような浮かれ具合だった。多分ずっとにやけていたと思う。

朝10時発の便でメルボルン空港から3時間ほどかけて辿り着いたウルル。

着陸直前、飛行機の窓から見えたエアーズロックの姿に思わず涙した。
岩を見て泣くだなんて、人生初。

着いた日は夜のツアーしか予定がなかったので、宿でチェックインを済ませてからシャトルバスに乗り、エアーズロックリゾート内のお土産屋へ。

そう簡単に来れる場所でもないし、おそらくこの先数年は来ることもないんだろうなと思っていたので珍しく財布の紐が緩みまくった。「ウルル」「エアーズロック」を感じれるお土産を手当たり次第に買いまくる私。

エアーズロックは先住民アボリジナルの人々にとっての聖地。
シャトルバス内やお店のスタッフ、飲食店にはたくさんのアボリジナルの人々がいて芝生の上に座りゆったりとアボリジナルアートの作品を描いている人もいた。

中学の頃使った英語のテキストにアボリジナルアートのことが書かれていたこともあって、詳しくはないけどもアボリジナルアートに興味がある私。何よりこの絵の美しさにいつだって魅了されている。

本物はもっと美しかった…

赤土の地面の色も、目に映る景色も、そこにいる人たちも、普段とは全く違っていてすべてが新鮮で楽しすぎた。

夜は予約していた星空ツアー。
エアーズロックまで行けるのかな?と思いきやリゾート内のTown Square近くの広場でみんなで椅子に座ってガイドさんが星座解説をしたり、望遠鏡で星を見せてくれたりした。
文面だけだとなんともゆるーいツアーだけど、実際はかなり良かった。

iPhone撮影でこの鮮明さ

見渡す限り、満天の星空が広がっていて圧巻。
数年前にケアンズの星空ツアーに参加した時も、去年ファームでQLDの田舎にいた時も思ったけどオーストラリアって本当に星が綺麗によく見える。

心の中が綺麗に洗い流されるような、すごく満ち足りた時間を過ごせた。

初日から思う存分ウルルを楽しみ、ついに翌朝…

ついに、ついに…

エアーズロックへ!

朝4時起きからのツアー参加。
“Filed Of Light”というツアー。まだ夜明け前で辺りは真っ暗な中、エアーズロック前の辺り一面に張り巡らされた数万個ものライト。

伝われこの美しさ…!

まだ正直寝ぼけ眼のまま参加し、夢現だったのもあって余計に夢を見てるかのような、そんな幻想的な光景が広がっていた。

色とりどりに光るライトの美しさに魅了されながら、朝日が昇るまでのんびりと歩く。

そして朝日が昇るタイミングでツアースタッフが用意してくれたホットチョコレートを頂きながら朝日に照らされるエアーズロックを眺める。

朝6時に見た朝日に照らされたこの美しきエアーズロックの姿を私はおそらく一生忘れない、と言うか忘れられない。

周りにはエアーズロック以外何もなくて、みんなただひたすらにこの一枚岩を眺める。
エアーズロックを見るためだけに私のようにオーストラリア国内各地から何時間もかけてきた人や、遠路遥々国外から来た人もいるだろう。

そんなことを思うとこの荘厳で、それでいて美しくこの広い大地にどしんと佇むエアーズロックにさらに魅了されてしまった。

本当に見にこれて良かったなと心から思えたし、オーストラリアに来て約1年半、色々なことがあったけど挫けずに頑張ってきて良かったなと感慨深くなった。

帰りの便ではエアーズロックの真上を飛ぶというサプライズまで… 上空から見ると改めてその大きさに驚かされる。

(行きも帰りも左の窓側の席取ったけど、大正解すぎた)

夢がまた一つ叶って、私の人生の思い出の1ページにこうして新たにウルル/エアーズロックが加わった。

まだまだ叶えたい夢も行きたい場所もたくさんあるので、これからも毎日を懸命に駆け抜けていこう。


いやぁ、それにしてもウルル、エアーズロック本当にすごかった…

まだ行ってなくて興味あるという方はぜひとも。オーストラリアにいる方なら余計にぜひとも(?)

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