見出し画像

[異文化理解]DIVEのプロセスでグローバル意識を

異文化理解のプロセスの説明のひとつに"DIVE"がある。

Describe  描写する:何が起きているか

Interpret  解釈する:起きていることに対し自分が何を考えるか

Verify    確かめる:物事の背景や自分が考えたことが正しいか

Evaluate  評価する:どう判断するか

では、あまり例はよくないが、フィンランド人が日本に来て初めて寿司を見たという設定にしよう。

D:日本人が生で魚を食べている。しかも、酸っぱいコメの上に乗っけて、人によっては手で食べている。

I:食べたくない。日本は衛生管理が進んでいない。

V:聞けばこの食事は寿司と呼ばれ、日本の伝統的な料理であり、衛生管理もしっかりされている。

E:食べてみよう

見たことのない異文化に出会ってから自分がどう判断して行動するかまでのこの過程は一瞬で済まされることが多い。しかしその一瞬が大事であり、このDIVEを繰り返すことによって異文化へと少しずつ適応していくのである。

実際に初めて寿司を食べたフィンランド人がこの過程を踏んだかどうかはわからないが、フィンランドの多くのスーパーでは寿司が売られている。

画像1

このメニューよく見ると結構おもしろくてツッコミどころがある。ちなみにこれは寿司バーで、何をとっても量り売りなので、マグロやサーモンをたくさん取ってかなり得をした。味もそれなりに良い。

寿司バーには毎日のように行列ができている。先日寿司バーに並んだ時は、知らないおばあちゃんが声をかけてくれたが、やはりフィンランド人というのは、新しいものに対し自然とDIVEのプロセスを踏み、どんどん取り入れていく人たちが多いように思う。

特に、DIVEのVができずに保守的になってしまう人が多い。

初海外は、毎日がDIVEの繰り返しである。日本にいてもDIVEの考え方は広く使うことができるだろう。ぜひ、新しいものに触れた時はこの考え方で正しい判断ができるといいものだ。

サポートは金銭的・精神的に大きな支えになります。よろしくお願いします。