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蜃気楼のような4年間

今感じてることを書き留めておかないと大切なことを忘れてしまいそうだから、どうしても書きたくて。

昨日、3/22は大学の卒業式だった。久しぶりにすごくエモーショナルになっちゃって、今までの4年間を振り返ってみたり、これから歩む将来に目を向けてみたり、何気ない日常って失ってから大切だったことに気づくよな〜とか、もうこの人たちに会えないんだな〜とか、ザ・卒業式な感情に包み込まれてすごくフワフワしてた。その感情は加速して、衝動的に今こうやってNoteを書いてる。

言葉に質量なんてないから、「かけがえのない4年間だった」とか「4年間本当にありがとう」とかって言っても、それはただの言葉でしかなくて。自分の感情を100%表現できる他のツールがあれば、もっとみんなに感謝や感動を伝えられるのにな〜なんて思いながらも、やっぱり自分は言葉でしか表現できないから受け取ってほしいんだけど、自分の大学4年間を彩ってくれた全ての人へ。

「かけがえのない4年間を本当にありがとう。」

意外にも、涙が溢れ出てきました。心から思います。本当に素敵な4年間でした。大学に入ってから、昨日の卒業式を迎える直前まで、自分がこんな感情になるなんて微塵も想像していませんでした。大学以外の場所で挑戦することが多くて、大学の外に目を向けがちだったから、正直なところ、自分にとって大学という場所は大切なコミュニティではあったけど、そこには自分を成長させてくれるものがないと、どこか決めつけていた面も少なからずあったと思います。スカしてたのかな、きっと。でも、ドイツから帰ってきてからは、心に余裕が生まれて、今までとは異なる視点を持って大学を見渡してみると、こんなにも至る所に「学び」が落ちてるんだとか、何も挑戦してるのは自分だけじゃないってこととか、その中で大きな挫折や葛藤に悩んでる人たちのことが見えるようになって、今までの自分の浅はかさと大学という場所の素晴らしさに気づくことができました。そして何よりも、大学での何も考えずに笑い合ってた時間とか、芝生で寝転んでた時間とか、普段話さない友達と話してみたら案外おもしろいじゃんみたいな時間とか、そういった何でもない日常の光景を鮮明に思い返して、自分の4年間はこういった瞬間に支えられてたんだなと強く思います。書きたいことは山のようにあって、いくら時間があっても足りません。

でも、今はそんなのがどうでもよくなるくらい、もう二度とあの日常を経験できないことが寂しいです。すでに始まってる講義の教室に姿勢を低くして申し訳なさそうに入っていくことも、課題の期限に追われて血眼でキーボードを打つことも、最近買ったオシャレな服を張り切って着ていくこともないんだと思うと、とっても寂しいです。授業で一度しか喋ったことがなかったとしても、みんなに会えなくなるのが死ぬほど寂しいです。普段はこんな類の人間じゃないけど、思い返せば思い返すほどに淡い記憶が蘇ってきて、感謝の想いが止まりません。何気ない毎日に色を与えてくれた同級生にも、大学に通わせてくれた両親にも、たくさんの教養や知識を与えてくれた教授たちにも、自分にとって大切な大学4年間を彩ってくれた全ての人に心から感謝します。

「人生の夏休み」大いに満喫させてもらいました。次のチャプターのどこかでまたみんなに会えることを願ってます。そして、4月から各々が選択した別々の道で、みんなが輝くことを心から祈ってます。まあ、誰にも負けないくらい輝くけどね!じゃあみんな、またね!!!!!

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