Hibiki Uefuji

ブンデスリーガで働くまでの物語を綴ります。

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最近の記事

明日は来ない

“If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?” これはハーバード大学でのスティーブ・ジョブズのスピーチの一部なんだけど、「もしも明日が来ないとすれば、今日やろうとしてることは本当にやりたいことなのか?」って意味で、ジョブズは鏡に映る自分自身に向かって33年間毎日欠かすことなく問いかけたらしい。仮に、その問いに対する答えが “No”であれば、それは何

    • 蜃気楼のような4年間

      今感じてることを書き留めておかないと大切なことを忘れてしまいそうだから、どうしても書きたくて。 昨日、3/22は大学の卒業式だった。久しぶりにすごくエモーショナルになっちゃって、今までの4年間を振り返ってみたり、これから歩む将来に目を向けてみたり、何気ない日常って失ってから大切だったことに気づくよな〜とか、もうこの人たちに会えないんだな〜とか、ザ・卒業式な感情に包み込まれてすごくフワフワしてた。その感情は加速して、衝動的に今こうやってNoteを書いてる。 言葉に質量なんて

      • UNTRACEへ、この世界へようこそ

        この度、正式に英語コーチングサービス “UNTRACE” (アントレース) を立ち上げました。「サッカーに関わるすべての人に英語を」という理念を掲げ、サッカー選手・指導者が世界に出ていくために必要不可欠な英語学習をサポートします。ここに至るまでのストーリーはまた次回にして、今回は UNTRACE 立ち上げに至った背景と実際に何をしてるのかってことについて。 2022年のカタールW杯で、日本代表は間違いなく世界中に小さくない衝撃を与えたけど、極東の選手が欧州でプレーすること自

        • もう1人のボス

          人生において、”導いてくれる存在”はとっても重要だと思う。 自分にはそんな存在が2人いて、1人は観音のボスなんだけど、今日はもう1人のボス、「地球上全人類の健康をアップデート」を掲げるサイレンサーのボス、野村俊介について。まずは野村の履歴書を読んでみて。タブン会ってみたくなるから。笑 でも、読んだらちゃんとこのページに帰ってきてね。笑 どうぞ最後までお付き合いください。 ノム兄の存在を知ったのは、コロナで20時になったらバンバン飲食店が閉まっていく時代に、一軒だけ温かみのあ

        明日は来ない

          物語の終焉

          月曜日はいつもよりパソコンと向き合う時間が多い。週初めは必ず週末の試合分析から始まるから。この仕事が基になって、チームとしてその週の動きが決まっていくから、今までの仕事に一切手を抜いたことはない。今週ももちろんそのつもりだった。でも、それは叶わなかった。 これから先、2023年11月5日という日を忘れないと思う。第102回全国高校サッカー選手権大会 広島県大会 準々決勝 vs瀬戸内 1-3という結果で、全国への挑戦は幕を閉じた。こんなにも早く旅が終わるとは思ってなかったから

          物語の終焉

          7年計画の始まり

          95:5の下馬票をひっくり返します。 今日をこれから歩む7年の道のりの一歩目にします。

          7年計画の始まり

          いざ、広島県の頂点へ

          これから歳を重ねていけば、「勝つ」か「負ける」かのどちらかしかない瞬間なんてもう来ないだろうなとふと思った。何も思想家になって急に思いついたわけじゃなくて、命燃やしてそういう場所で働いてるからこそ骨の髄まで染み渡る。 帰国してからの約2ヶ月間、人生の全てを注いできた広島観音高校サッカー部での仕事もいよいよクライマックスを迎えてまして。年末年始にこたつに入りながらみかん食べてぼーっとしてたら、テレビで高校サッカーやってるでしょ。あれの広島県大会が始まるんで。こちとらまだまだ半

          いざ、広島県の頂点へ

          大学の交換留学を使ってドイツのサッカークラブで通訳になった話

          note第一弾の記事から1ヶ月くらい経ってるから、自分が泥水すすってもがいてるところで記憶が止まってると思うんだけど、最高にイケてる人たちと過ごした夜の余韻に浸りながら少し時を進めてみようかなと。 「夢はサッカーコーチ。」 口ではそう言ってても、現実を見て頭がその言葉を否定する。 ドイツは知っての通りサッカーの人気が半端なくて、街にサッカーが溶け込みすぎてる。自分がいたハノーバーって都市には、ブンデスリーガ2部に所属してるHannover96ってチームがあって、街の至る所

          大学の交換留学を使ってドイツのサッカークラブで通訳になった話

          Face yourself!

          ドイツに来るまでの半年間、Silencer Inc.という世界一、いや宇宙一イケてる会社で働かせてもらった。 ドイツでの生活ももう残り1ヶ月。 ほぼ毎日のように、今まで生きてきた23年間は一体なんだったのかというほど大きな壁にぶつかりながら、この言葉がいつも自分をあるべき場所に帰してくれる。 ドイツ留学が終わりを迎えようとしているこのタイミングで今自分が感じていることを曝け出そうかなと。 時は少し遡って、サイレンサーとの出会いは間違いなく人生を変える瞬間だったと思う。

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