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文具だって末長く。そしてプラスチックフリーに!

この記事の目次
⒈ 文房具何をどれだけ持ってますか?
⒉ 地球に優しい素敵なオススメ文具たち
⒊ 使い続けるということ

⒈ 文房具何をどれだけ持っているか把握していますか?

突然ですが、皆さんは自分が持っている文房具を全て思い出すことができますか?

私はもともと文房具が大好き。昔からナガサワなどに行っては、デザインの美しいものや、新しい面白いものを見つけるとうっとりと眺め、購入していました。お陰で我が家には万年筆やらインクやらがいっぱい。マスキングテープに至っては気に入ったデザインを2つ買うなどしていたので、大量に在庫が残っています。
(マスキングテープはメルカリでせっせと梱包に使う日々)

ゼロウェイストとプラスチックフリーに目覚めてからというもの、手持ちのものが何で作られているのかを改めて見る癖がついたのですが、文房具を見渡して気がついたのは、思っていた以上にプラスチックだらけだということ。
カラフルな水性ペン、ホチキス、定規、ハサミ、のり、修正ペン…
そのほとんどの何らかの部分にプラスチックが使われていて、上げ出したらきりがありません。しかも恐ろしいことに、なぜかそれらが2〜3個ずつあったりするのです。本来ならば1つで良いもののはずなのに。

そんなわけで、今回は文房具たちを見直すにあたり、手放そうと考えているもの、そして最近見つけたオススメの文具をご紹介したいと思います。


⒉ 地球にちょっぴり優しい素敵なオススメ文具たち

さて、オススメ商品を紹介するよりも前に、今手放したいと考えている3つのものを先にお伝えできればと思います。


【手放したい文房具】
①シャープペンシル
理由はいたって簡単。本体の多くがプラスチックで出来ているシャープペンシルを使うよりかは、鉛筆を使う方が良いよねという話です。鉛筆ならば削りカスも燃えますし、最後の最後まで使うことができます。
鉛筆は木からできているしシャーペンの方がエコじゃないの?と仰る方もいらっしゃるかと思いますが、鉛筆って1本あればかなり長持ちするんですよね。先日、日本テレビで現在放送されているドラマ「節約ロック」の中で、鉛筆で直線だけを書いた場合には一本あたり50キロメートルに達するということも紹介されていました。

さらには短くなった鉛筆をつなぎ合わせて最後まで使い切るという裏技、「TSUNAGO」も同番組で知って1人大興奮です(笑)。

一方でシャーペンは芯を1ケース全部使って 10キロメートルにしかならないのだそう。シャープペンシル本体は金属でできたものもありますが、替え芯のほとんどは、プラスチックケースに入っていることを考えると、鉛筆を使う方が地球への負担は少ないのかなと私は考えます。そこで、シャープペンシルは手持ちのものを使い終わったら手放すことにしました。

②プラスチック字消し
さて、鉛筆を使うは良いものの、問題になってくるのが消しゴムです。
かつて字を消すにはパンが使われていたのですが、イギリスのジョゼフ・プリーストリーが、1770年に鉛筆の字をゴムで消せることを発見したのが消しゴムの始まりです。従来は天然ゴムが主成分だったため「消し“ゴム”」と名付けられましたが、現在はプラスチック製が主流
つまり残念ながら文字を消すたびに、細かいプラスチックの消しくずができてしまうということ。しかも消しカスはさすがにリサイクルができません。

③ボールペン

中でも厄介なのが、ボールペン
誰かからのお土産だったり、何かのキャンペーンやアンケートなどに答えて貰った粗品のボールペンなどが、片付けをしていると突如姿を現します。
これ、みなさまも思い当たる節があるのではないでしょうか…?

(家の中からコロリと現れた全くときめかないボールペンたち)


ボールペンって解体してみると良くわかるのですが、安価なものは本体のほとんどがプラスチックでできているんですよね。さらには地域によっては可燃ゴミ指定のことが多いのも悲しいところ。
そのため、ボールペンもシャープペンシルと同様、今あるものは使いきったら処分をすることに決めました。そしてもう貰わないこと。これに尽きます。


さて、長々語りすぎてしまいました。ようやく本題です!
ならばプラスチックの少ないオススメの文具は一体どんな商品なのでしょうか?

【おすすめ文房具たち】
①ガラスペン

万年筆はプラスチックフリーにおいては優れているなあと感じています。万年筆本体は選べばプラスチックを一切使っていないものもありますし、インクのほとんどは瓶に入っていますよね。インクボトルの包装も箱のものがほとんどなのが嬉しいところです。プラスチックといえばおおよそ中蓋とキャップ部分くらいでしょうか。

中でも優れているのがガラスペンです!その繊細な見た目に癒されますし、割りさえしなければ半永久的に使えるのではないでしょうか。
昔から万年筆が好きで、カリグラフィーにも興味があるため少しずつ集めていたのですが、私もまだ持っていなくて狙っているんですよね。興味がある方はぜひガラスペンで色々検索されてみてください。
(ガラスペンは職人さんが一つ一つ手作業で作られていることもあって、個体差があるそうなので、試し書きをされてから購入されることをお勧めします^^)

消し“ゴム”
先ほど現在生産されているほとんどの消しゴムはプラスチック製だと述べましたが、検索したらありましたよ…!正真正銘の天然の、「消し“ゴム”」です!

消しゴムが一つ362円とお高めではありますが…箱に入っていますし、持ち手部分も金属ケースが付属されています。この消しゴムならきっと大切に使えますよね☺︎ 残念ながら、最初消しゴムはフィルムに包まれているようですが、それでもその他の消しゴムに比べたらプラスチック率は格段に少ないです。私も家中にある消しゴムを使い終わったら試してみたいと思います♩


③真鍮製ボールペン
実は、今回の記事はこちらを紹介したいという気持ちが8割で構成されています…!ならばもっと早く紹介しろよという感じですが…(笑)

そんな私の文房具愛&プラスチックフリー欲を満たしてくれる、素晴らしいボールペンがこちらです*

SAKURA craft_lab 001 ゲルインキボールペン



夫が昔プレゼントした名前入りのボールペンをペンケースごと無くしたらしくしょげていたので、今年のクリスマスプレゼントは上質でなるべくプラスチックを使っていないボールペンにしようと意気込んで文房具店に訪れた際に出会ったのがはじまり。その美しさと、ボールペンなのに真鍮で出来ているという意外性に心底惚れてしまいました…。

(コピーも素敵。このクリップ一つにも魂を込めている感じがたまりません。)

サクラクレパスさんと言えばクレパスやクーピーであったりと、どちらかというと「子ども向けの商品ブランド」というイメージが強くないですか?

まさかこんなにも魅力たっぷりの大人の文具があっただなんて…!
興奮した私はすぐさまホームページを読み込み、さらに商品の開発ストーリーや細部へのこだわりに感銘を受け、気がついた頃には自分用にも1本購入をしておりました。。。


高品質ゆえ、お値段は一本5000円…(こそり)。
そのため気軽に「買ってみて」と言えるものではありませんが、少しでもプラスチックを減らしたいとお考えの方は使って損はないと断言できます!

なぜならこのボールペン、レフィルが紙包装なのです…!!
レフィル自体はプラスチックなのですが、それでも、この紙に包まれているという安心感はすごい…。世のプロダクトも全部こうなって行って欲しいなと切に願います。

さらにさらにお伝えしたいのが、インキには5色展開の「黒」が用意されているということ!この5つの色が本当に美しくて、より一層愛着が湧きました。

(「SAKURA craft_lab 001 ゲルインキボールペン」 HPより抜粋)

書き心地、色、形、製作者の想い…
きっと私は何度だってこのペンに恋をすることだと思います。
フィルがなくならない限り、末長く連れ歩きたい相棒に出会えました。



⒊ ものを使い続けるということ

先ほどのボールペンですが、サイト内には嬉しいことにお手入れ方法の動画も掲載されています。そんなボールペンが今までにあったでしょうか…?

同じものを、手を入れながら長きに渡って使い続けるということ。
それは本来ならば当たり前であったはずのことなのに、物、モノ、もので埋め尽くされている現在の日本社会では置き去りにされてしまった考えであるように思います。
私も以前はそうでした。手近なプチプライスの商品を次々と買っては溜め込んでいく。飽きたらポイッ。なんて手軽な世界なんでしょう。けれどそれは本当の豊かさではなかったことにようやく気がつきます。

ゼロウェイストに取り組みにあたり、多くのものを手放してきました。けれど、それは処分をしているのではなくて、置き換えている、という感覚です。
未来に連れていきたいと思えるものを選び抜く中で、もちろん脱落したものもありますが、実際にそれらの多くは捨てているのではなく、売るか、寄付に回しています。誰かにとってのガラクタも誰かにとってはお宝ですよね。


「あると役立つ存在から、いつしかなくてはならない存在へ。」

サクラクレパスのオフィシャルサイトに載っていたこの一文がとても胸に響きました。
ゼロウェイストを本格的に行うのであれば、ボールペンだって消しゴムだって本当は無くて良いものなんです。どうしてもゴミが出てしまうわけですから。
けれど、私にとって手で書く(描く)ということはなくてはならないものだからこそゼロにするわけにはいかなかった。だからこそ、罪滅ぼしではありませんが、少しでも使い続けられるものに変えていく必要があったんです。

みなさんが今持っているものはずっとこの先も連れていきたいものですか?
今一度、自分にとって譲れないものは何であって、どれを選択して残していくのかを考えてみてはいかがでしょうか。

きっとゼロウェイストやプラスチックフリーにも役立つと思います。


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