ハイビスカス

エッセイを書きたい

ハイビスカス

エッセイを書きたい

最近の記事

  • 固定された記事

なんか...怒られました...

 子どもの頃、ベッドに憧れていた。  生まれた頃から家を出るまで、ずっと布団生活だった。いわゆる「実家のお布団」で、ちゃんと花柄で帰省したとき久しぶりに使うとちょっとだけカビ臭い。小学生の一時期、布団の中でダッフィーと寄り添いながら寝ていたけれど、多分何もかも似合っていなかった。しかし、高校生のとき寝る前によく聴いていたオールナイトニッポンはその布団にも私にも似合っていたと思う。  大学生になって、より田舎な場所で一人暮らしを始めた。母が遠く離れた土地で暮らす娘を心配して

    • 日記 夜のこと

       環境が変わったり大きな転機があるとストレスで夜に吐き気を催すタチの悪い私の体は高校入学のころからその能力を存分に発揮。  私が素晴らしい快眠ライフを送ることができる可能性は限りなく低いと悟っている。  そうなれば、起きている夜の時間をいかに充実させるかが肝となる。  東京は眠らない街だと噂で聴いていた。というか父が言っていた。かなり昔に。  そうなると東京への期待は非常に高まる。今まで全体の360°見渡すと180°は山景色みたいなところに身を置いていた。  それがビル

      • 仕事多すぎて書きたいことも書けない

        • 走ってみた

           何か書こうかなと思って、今日何やったっけ?と考えていたらYouTubeの祖先みたいなタイトルになった。今日は走ってみました。ただこれだけのことを今からダラダラ文章にします。  最後に大切なメッセージがあるので読んでください。  高校を卒業して基本的に運動をしなくなってもう5年目、少し運動すれば筋肉痛を2日間引きずる体になっている。それどころか何も運動していないのに少し作業すれば筋肉痛。もう衰弱の一途を辿っている。  そんな私だが、運動するのは嫌いじゃない。  小学生の

        • 固定された記事

        なんか...怒られました...

          コンプレックス

           今朝の事である。起きると口から血が垂れていた。大学の友人に話すと、私もついに文豪の仲間入りを果たしたとのこと。確かに太宰治役の小栗旬は雪景色の中で喀血していた。  しかし、私の血は喀血ではない。原因は明確で、まず命に関わることではない。  ところで私は長年付き合ってきたコンプレックスがある。  それは横顔。中二のときに友人から「お前の横顔、オアシス大久保に似とるよね、なんか口元が出とるっさ(笑)」と言われた。この時期大久保さんがブスいじりでテレビ番組に出ていたいたことも

          コンプレックス

          ファンタジーと、トリ

           意外と昔からファンタジーなお花畑頭をしていた。  だからもちろん、どのポケモンを肩に乗せて冒険に出るか真剣に決めかねていたし、大好きなタマザラシが直径80㎝くらいだと知ったときはショックだった。ということで最終的にはプラスル、君に決めた。  ポケモンはこの世にいないと小学生中学年にはさすがに悟っていたが、それでも非現実的なものは好きだった。小学5年生で初めてディズニーランドに行ったときにはひっくり返るほどの驚きがあった。人の多さには辟易していたが、屋内型ジェットコースタ

          ファンタジーと、トリ

          必要以上に恐れていた教室

           中学校の頃、教室に入ることが怖かった。  正確に言うと、教室に入った瞬間から始まるクラスメイトとのコミュニケーションの取り方が分からないから恐ろしかった。どのタイミングですでに教室にいる人と目を合わせ「おはよう」と声を掛けていいのか悩む。さらには朝のホームルームの時間までを誰とどのように過ごせばいいのかも分からなかった。  私が住んでいた場所では大体の人が一つの小学校に通いそのまま中学校に上がる。転校生が来たら一大ニュース。だから、中学校に上がった時点で充分に友達はいたし

          必要以上に恐れていた教室

          どうにもつまらなかったので

          とうとう東京に引っ越した。 念願の東京。 自分がいる場所の天気が分からないけど欠かさず見ていたウェザーニュースの後ろに広がっていた東京。 「『東京』都千代田区有楽町ニッポン放送第3スタジオをキーステーションに全国36局ネットでお送りします」の東京。 物語の舞台は大抵東京で、東京に行けば何かあってどうにかなると思っていた。 現在22歳。思い描いていた東京と現実の東京は違うことも何となく分かっていたけど来ないわけにもいかなかった。 でもやっぱり四月から始まったのは想像以

          どうにもつまらなかったので