NO NANPA , NO LIFE(離婚活劇!④)vol.536


※かつてを振り返って述懐しています。
(今は離婚しています。)

嫁との攻防が続いている。

というよりか、小休止。

つか、何も進んでいない。

活劇の「か」の字も内容的に伴っていない。

だけど、こういう状況であっても、子供は成長していく。

何度も言うが、俺は自分の子供を5年も見ていない。

家族の営みがストップしたこの5年もの間、俺の時間は止まったままだが、子供自身はしっかりと時を重ねていた。

今年、大学受験の冬を迎える。

嫁からはいきなり◯◯万円必要だからと受験費用を無心され、しばらくして入学金と一期の学費として◯◯万円必要だからと二度目の無心。

どうやら無事に受験は終わったらしい。

俺はこの5年もの間、子供がどう成長していたのか知らない。

ただ、受験の冬を迎え、一向に勉強していない雰囲気を感じるにつけ、このまま引きこもりになるのではないか?と思って、恐怖していたのが実際のところである。

でも受かったらしい。

で、恐る恐る大学名を嫁にメールで聞いてみると、どうやら6大学の法学部らしい。

あとは俺ら二人が今後どうやって人生の終末を迎えるかだ。

俺はアラフォー。嫁は俺よりか5歳下だから、そろそろ四捨五入したらアラフォーになる年代だ。

知り合いにアドバイスを受けると、5年もの間、まるっきり音信が不通というのは尋常じゃない。

むしろもっと早く別れを切り出すのが妥当じゃないか。

そんな状態なら、もはや大学卒業まで離婚を待つよりも、20歳までに区切るとか、あるいは大学の進路が決まった段階で区切るとか、そんな選択を考えるべきではないのか。

そんな風に言われることも多くなってきた。

一般的に見て妥当とも言える、大学の進路が決まった段階で区切るという選択肢のタイミングに差し掛かっている。

俺は自分の今後の人生と嫁の将来を考えて、しっかり別れを告げなければならない。

そんな風に思う春三番の昼下がりであった。(終)

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