ペドフィリア天国

小児性愛者を私がどれほど憎んでいるかは、日記に何度となく登場しているのでここでは述べないけれども

ひとまず、小児性愛に限らず、性的な暴行事件について、日本は長らく、男性が立法し且つ裁いてきた。
信じられない、ハンムラビ法のような未開の国特有の野蛮で公正さに欠け人権感覚も現代に照らし合わせればずいぶんバグっていると思われるものだったように思う。

だが何十年経った今が決して最高というわけではない。それどころか、日本の性犯罪者に対する刑が軽すぎてここは2023年かと他国との開き具合にくらくらする。※Twitterなどではこのような言い回しをすれば「他国のダメなところ」を一所懸命に粗探ししつつこちらを攻撃してくるし、もしくは「アフガニスタンよりマシ」のような、最早先進国から自ら降りる体が蛆虫のように湧いて出るが、大半はdappiだか言う小渕優子・茂木敏充が買収した(または自民党が雇った)工作員がおそらく9割方であると思っている。

が、残りの1割、バイトでない、心からそう思っている人たちもいるだろう。

女性の身体で生まれた運命の者は、須く自衛して来たことと思う。違ったらすみません。
もちろんインターセクショナリティが絡むことで、特別に恵まれた環境に生まれた人はもしかしたら自衛したことがないというかもしれない。
でも、おそらく一握りだろうと想像する。
性暴力被害に遭ったかどうかはさて置き、いつでも警戒して自衛していると思う。そして、世界でどのように裁かれているのかは知らないが、日本の性暴力に対するさまざまな社会のシステムは、女性にとって最高峰とは言い難いことは、共有してもらいたい。

まずは、「痴漢」「わいせつ」「いたずら」の言葉から連想する軽さ。矮小化されている。「いじめ」みたいな軽さである。
それから、訴え辛いと聞く。警察でのやり取りは酷いと。
加害者を法的に罰するのも、難しい。
社会風潮も、被害者に寄り添っているとは言えず、相談する人もなく泣き寝入りの人も多いだろう。
データに現れない、所謂「暗数」は、計り知れない。

そんな、性犯罪について巷で議論が熟していない感の否めない日本。

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性加害は適切な裁かれ方をしてほしいと常々思っているが、私なりの「適切」とは。
性犯罪加害者のみなさま、どうぞ以下から好きなのを選んでください❤️

・シーシュポスの岩のように、永遠に地獄の業火に焼かれ続け、決して死ねない

・陰茎をとりあえず麻酔なしで切り取る

・何かどこかを動かすたびに(心臓も含む)、自動的に「私は凶悪犯罪者です」と音声がなるように身体改造する

さあ、どれ?チッチッチ…

どれかを必ず彼らに課してほしいと思っている。狙いは「死なせない」「刑罰を死ぬまで享受する」「再犯を防ぐ」これらがポイントである。

大人の性犯罪ですら、この調子だから、小児性愛者による加害はいかばかりか。想像できるというものだ。

選挙権もない、社会的な立場としては強いとは言えない、経験の少ない身体の小さな子どもたちに対する大人による加害は、断固反対の立場。

私は自他共に認める人権擁護派だが、残念ながら、ペドフィリアの人権には(慎重に)線を引こう。犯罪者の中でも殺人の方がまだ様々な事情を予想できるが、ペドフィリアには同情の余地はないと思うが、どうだろうか。

「わいせつ」「淫らな行為」「いたずら」
これらの言葉が刑を軽くする片棒を担いできたのは間違いない。

この人治国家の、人権軽視の、家父長制の、ジェンダー平等が遅々として進まぬ国を、大人たちが放置してきた結果の今である。
「凶悪だ」と広くコンセンサスを得られる類の犯罪に、驚くほどの軽度な刑罰が振られる。「過去の事例に従って」と。

もちろん、犯罪の内容と刑罰が釣り合っているケースもある。
そのケースとは。
明確である。「被害者が男性である場合」だ。

日々の刑事事件の流れを追うと、男性による男性のための起訴であり立法であり判決であることが、意外と可視化される。

警察も検察も弁護士も裁判官もそれらを報じるメディアも、成人男性が多い。

被害者が、「成人男性が被り得るタイプの犯罪」には重罪、「女性や子どもが被害者となる場合」は軽度となる場合がままあると感じている。もちろんこれは、私1人の主観である。悪しからず。

ペドフィリアのニュースを見るたびに、私は特に子ども時代に何か被害を被ったわけではないが、何か強烈な当事者性を共有してきた。死刑には慎重な立場ではあるが、刑が軽すぎやしないかとは思うことが信じられない程多い。何よりも、再犯に関しては法が「誤っている」としか思えない。防げたはずの被害だ。

成人男性に、子どもや女性の気持ちになれとは言わない。想像力には限界があるから、比較的筋力のある人、妊娠の恐れのない人、「心身ともに健康な日本人男性」という高下駄を履いてきた人の想像力には期待しない。
ただ、法治国家の一員として女性も子どもも法の平等のベネフィットを享受したいだけ。それがそんなに贅沢な望みであろうか。

ジェンダーギャップが縮まらないどころか、日々悪化するこの日本。これが国防という観点において今後はますますマイナス要因になってゆくであろうことに、賢い政治家が気づかないものだろうか?

日本は、世界が羨む国だった時期が、かつて、ほんの少しだけあった。だがそれは経済的成長の面からだけの所詮「先進国を気取った野蛮國」から少しも変われなかった。
精神的にはずっと、未開の野蛮な国であり続けたのだと思う。
ペドフィリアというのは、幼児性の裏返しである。日本の男性は、と一括りにしては申し訳ないが、やはりどこか、幼いのだと思っている。
幼くない成人男性も多数いる。その人たちよ、どうか幼い成人男性たちに、進言してくれまいか。「君たち、大人になれよ」と。
男性は男性の声しか聞かないのだから。

まずは、法規制から始めようではないか。
せめて、違法のハードルを上げて、取り締まろう。蛇の道は蛇で良い。今のままではざる過ぎどころか、ただの輪っかである。所有も発信もグループサイトも、陽の当たる場所をあまりにも堂々と歩きすぎである。

今のままでは世界一のペドフィリア天国として世界に名を馳せるなどというなんとも不名誉な状態が続くことになる。
半導体も宇宙開発も文化も人権感覚も何もかも、世界の競争から自ら降りた国が、ペドフィリア度だけは先進国だなんて。

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当時2歳以下だった乳児施設の女児に性的暴行を加えたとして埼玉県警少年課などは15日、大阪府豊能町新光風台5、元施設職員、藤原凌被告(25)=強制わいせつ罪で起訴=を強制性交等と児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで再逮捕した。

再逮捕容疑は2023年3月6日、勤務していた県内の乳児施設に入所する女児が13歳未満だと知りながら性的暴行を加え、スマートフォンで撮影したとしている。「逮捕された内容と意味は理解したが、黙秘します」と供述しているという。

 押収したスマホからほかの女児の性的なデータが見つかっており、同課は被害者が20人以上に上るとみて調べている。一部のデータはSNS(ネット交流サービス)に投稿されたとみられる。

 藤原容疑者は同じ乳児施設の別の女児に対する強制わいせつ容疑で逮捕・起訴されていた。【安達恒太郎】

2024/1/15毎日新聞

2018~22年に北海道に住む当時13歳未満の女児に睡眠導入剤を飲ませて性的暴行を行ったなどとして、北海道警は15日、茨城県笠間市の無職、花麻重仁容疑者(46)ら39~55歳の男性5人を強制わいせつなどの疑いで逮捕したと発表した。他に逮捕したのは神奈川県大和市の建築作業員、原淳一(55)▽札幌市の会社員、鳴海夕磯(53)▽大阪府豊中市の無職、小嶋宏明(42)▽沖縄県宜野湾市の無職、比嘉裕健(39)の4容疑者。

 花麻、原、鳴海、小嶋の4容疑者の逮捕容疑は18年1月、北海道小樽市で女児にわいせつな行為をしたなどとしており、原容疑者を除き認めているという。花麻、比嘉、原の3容疑者は22年2月、同市で女児と性交しようとしたとして強制性交等未遂容疑でも逮捕されたが3人は否認しているという。花麻容疑者は、女児を暴行する様子を撮影した動画などのデータを22年2月に比嘉容疑者に提供したとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)容疑でも逮捕されており、道警は5人の余罪を調べる。

 道警によると、5人は小児性愛者が集まるネット交流サービス(SNS)で知り合い、女児は容疑者の1人と面識があったという。【後藤佳怜】

忘れた

子どもと接する職場に、従業員の性犯罪歴を確認させる新制度「日本版DBS」をめぐり、政府は、当初予定していた秋の臨時国会への法案提出を見送る方向で最終調整に入った。確認の義務化対象などについて、与党内から異論が相次いでいたため、内容を再検討する。

こども家庭庁は、学校や保育所、児童養護施設などに性犯罪歴の確認義務を課す一方、学習塾やスポーツクラブについては、制度利用を望む事業者を政府が認定する仕組みを想定していた。データベースに犯罪歴が記載される期間は、更生や社会復帰の観点から一定の上限を設けることも検討していた。

 こうした案に対し、与党内からは「義務化の対象を広げないと実効性が伴わない」「(犯歴記載の)期間が短くては意味がない」など、見直しを求める声が相次いでいた。政府は与党との調整にさらなる検討が必要と判断。提出を見送る方向にかじを切った。(高橋健次郎)

朝日新聞デジタル2023/9/23

学校や企業の健康診断で、ペン型カメラやスマートフォンを使い盗撮を繰り返したとして、児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われた医師の男。10月17日、大阪地裁は男に懲役3年・執行猶予5年(保護観察付き)の有罪判決を言い渡しました。

医師の佐藤博和被告(35)は、次の罪などに問われていました。

▽去年3月~4月、大阪府や兵庫県の中学校や高校の健康診断で、ペン型カメラやスマートフォンを用いて、上半身が裸の状態の女子生徒らを動画で盗撮し、データをスマートフォンやSDカードに保存した罪(児童ポルノ禁止法違反)

▽去年2月~4月、大阪府内の企業の健康診断や、学校の教職員向けの健康診断で、上半身が裸の状態の女性らをスマートフォンで盗撮した罪(大阪府迷惑防止条例違反)

起訴された事案の被害者は、合計で40人以上にのぼります。
検察側は懲役3年6か月を求刑 弁護側は一部無罪主張

裁判で佐藤被告は、起訴内容を認めていました。

検察側は「計画的かつ手慣れた盗撮行為で、医師の立場を悪用した極めて悪質な犯行」「若年の被害者に対する各犯行は健全な成長を妨げるおそれがあり、被害結果は軽くない」などとして、懲役3年6か月を求刑。

一方で弁護側は、企業の従業員や学校の教職員など、成人女性が被害者の事案については「普段は食堂や会議室などとして使われる部屋に衝立などを置いて設けた、『一時的』な診察スペースが犯行現場であり、人が脱衣状態になることが想定されている場所(浴場や更衣室など)での盗撮を禁じた迷惑防止条例には違反していない」などの主張を展開し、無罪を主張していました。
判決は懲役3年・執行猶予5年「医師への信頼を悪用 厳しい非難が妥当」

10月17日、大阪地裁は「一時的な診察スペースであっても受診者は条例で保護されるべき」と弁護側の主張を退けた上で、「医師への信頼を悪用していて厳しい非難が妥当」と糾弾した一方、「相応の数の被害者と示談が成立し、再犯防止に向けて治療を受けている」などとして、佐藤被告に懲役3年・執行猶予5年(猶予期間中は保護観察に付する)の有罪判決を言い渡しました。

MBSニュース2023/10/18

栃木県上三川町の路上に放置されたレンタカーから制服のような服装をした若い女性の遺体が見つかる事件があり、栃木県警は19日、運転席にいた埼玉県熊谷市拾六間、職業不詳、安栖達也(やすずみ・たつや)容疑者(28)を死体遺棄容疑の現行犯で逮捕した。

安栖容疑者は同日午前3時10分ごろ、普通乗用車の後部座席に身元不明の女性の遺体を乗せて同町坂上の路上に遺棄した疑い。現場付近をパトロールしていた下野署員が不審車両を見つけ、運転席にいた安栖容疑者と後部座席の女性の遺体を発見したという。女性は10代から20代とみられ、白ブラウスにセーターとスカートという制服のような服装だった。死後数日以内とみられ、県警は身元の確認を急いでいる。

安栖容疑者は8年前にも神奈川県内で小学6年の女児(当時11歳)を車で連れ去るなどして未成年者誘拐容疑で逮捕され、有罪判決を受けた前歴があった。
当時の報道などによると、安栖容疑者は2015年9月9日午前2時ごろ、横浜市西区の路上で、女児を軽自動車に乗せて連れ去り、約17時間後に女児の自宅周辺を警戒中の神奈川県警戸部署員が発見して女児を保護、安栖容疑者を取り押さえた。女児にけがはなかった。
安栖容疑者は女児とは携帯型ゲーム機のチャット機能を通じて知り合ったといい、横浜地裁が2016年1月に未成年者誘拐と強制わいせつの罪で懲役2年、保護観察付きの執行猶予4年(求刑・懲役2年)の判決を言い渡していた。

熊谷市の安栖容疑者の自宅近くに住む女性によると、安栖容疑者は祖父母の代から地元に根付いていたという。

「安栖さんのところはおばあちゃんたちが何十年も前からここに住んでいたから知ってるよ。おじいちゃんは昔自衛隊に勤めていて、15年以上前に亡くなってるね。達也くんにはお兄ちゃんがいて、お父さんが会社員、お母さんはパート勤めというごく普通の家庭だよ。達也くんもごく普通の子で、小さなころは家の前で遊んでるのをよく見かけたし、最近も今年の3月ごろに見かけたよ。朝7時ごろ達也くんがゴミを出しに行くところで、上下黒っぽい洋服を着ていたね。平日だったから『仕事はどうしたの?』と尋ねると『会社辞めちゃったんです』と言うので、『まだまだこれからよ、頑張りなさいね』と励ますと『今日もこれから仕事探しに行くんですよ』って言ってたんのにね。まさかこんな事件を起こすなんて思いもしませんでした」

安栖容疑者は地元の熊谷市内の小、中学校を卒業しており、中3時代に同じクラスだったという男性はこう語った。

「同じクラスでしたけど本当に印象になくて、卓球部に入っていたことしか思い出せません。クラスの一部の子には『たっちゃん』とあだ名で呼ばれていましたが、勉強もスポーツも『可もなく不可もなく』って感じ。たしか中間テストの時期に『テスト嫌だね~』みたいな話はしてたと思います。いわゆる『陽キャ』でも『陰キャ』でもない『無キャ』ですね。少なくともクラスの中心にいるようなタイプではなかったです。女の子と話している姿も見たことないし、彼女はいなかったと思います」同級生の母親から見ると、印象的ではないが物静かで、かわいげのある子供だったようだ。

「小・中学校で息子と同級生だったので、かわいらしい昔の印象なら覚えてます。お友達やその親御さんたちからは"たっちゃん"って呼ばれてましたよ。男の子なのにすごく色白で、親達からも『可愛い子だよね』とウワサされてたんですよ。とても大人しくて穏やかな子で、友達にも優しい思いやりのある子でした。年の近いお兄さんがいて、小学生のときは一緒に登校したり遊んだりしてて仲がいい兄弟だったと思います。お友達も比較的おとなしい子が多かったですね。勉強とか運動が得意ってわけじゃなかったし、やんちゃなタイプにもならなかったから、特別目立つような子じゃないけど、いい子でしたよ。まだ地元に住んでいるとは聞いた覚えがありますけど、まさかこんな事件で久しぶりに名前を聞くとは思っていなかったので、驚いてます」

近くの商店主にとっても、今回の事件の知らせは青天の霹靂だったようだ。

「小さいころはよくお母さんに連れられて駄菓子を買いにきたりしたよ。おじいちゃんとおばあちゃんは九州の出身で、おじいちゃんは自衛隊員だったけど、心臓を悪くして亡くなられたみたいだね。お父さんも会社員と聞いてるけど、最近見かけないから在宅で何かしてるのかもしれないね。いずれにせよ、お母さんも明るくて気さくな人で、達也くんもいい子に見えたし、どちらかというとおとなしい子だったわ。最後にうちに買いに来たのは小学生のころだったかしらね。前にも事件? いやいや、この辺であの子が何かしたなんて聞いたことないし、トラブル起こしたなんてことも聞いたことないわよ。だから今回のことは本当に驚いたけど」

8年前の事件のことは、近隣でも詳しく知っている人は少ないようだ。近くに住む男性もこう声を落とした。

「安栖さんね。知ってますよ。ご家族が本当にかわいそうだよね。昨日もお母さんとおばあちゃんと友達で庭でみかんをもいでたけど、まさか息子がそんなことしてるとは思ってなかったんだろ。達也くんを直接知っているわけではなかったのだけど、そういう子がいるのは知っていた。彼が20歳のころ別の事件を起こしてね、俺は内容はわからないけど知り合いの保護士から聞いていた。『家の近くに通うのはちょっと』と、自宅から少し離れた保護司のところに通っていたと聞いてるよ。また繰り返してしまったのか…」

女性の遺体には全身に複数のあざが点在しており、県警は死因の特定を調べるために20日、司法解剖をおこなうという。

2023/10/19集英社オンライン

千葉県の公立小学校で2017~18年、男性教諭にわいせつ行為をされて登校できなくなったなどとして、当時小学5年だった少女(17)と両親が教諭の給与負担者の県と自治体、教諭に計約4900万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京高裁は13日、訴えの一部を認めて計125万円の支払いを命じた一審千葉地裁判決を支持、原告側の控訴を棄却した。一審に続き、教諭の行為で心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとの主張は認めなかった。
◆脇の下を触った「軽度な接触」
 手嶋あさみ裁判長は判決理由で、少女が1人でトイレ清掃をしている時に教諭に脇の下などを触られたことは認めたが、服の中に手を入れて胸を触られたという訴えについては「意図的に胸を触ったことまでは認められない」とした。少女は医師からPTSDとの確定診断を受けたが、判決は「教諭の行為は軽度の接触で、破局的なストレス状況とは評価できない」としてPTSD発症を認めなかった一審判断を維持した。判決後に東京都内で両親が記者会見し、母親は少女の様子について「今も精神科に通院を続け、外出や大人を恐れる様子もある」と明かした。判決について父親は「残念で悔しい。今後同じ目に遭った親子が訴えることをやめてしまう危険がある」と訴えた。
 県教育委員会は「判決は妥当と考えるが、判決で認められた不適切な行為について重く受け止めている」とコメントした。(太田理英子)

2023/12/13東京新聞

2018年、新潟市西区で当時小学2年の女子児童が殺害された事件。最高裁判所は被告の上告を棄却し、無期懲役の判決が確定することになります。

2018年5月、新潟市西区で当時小学2年の女子児童を連れ去り、わいせつな行為をして殺害し、遺体を線路に遺棄するなど7つの罪に問われている小林遼被告(29)。

2019年に新潟地裁で行われた1審では無期懲役の判決が言い渡されました。その後、検察・弁護側ともに控訴したものの、東京高裁での裁判では控訴を棄却。被告のみ最高裁に上告していました。

そして20日、最高裁の安浪亮介裁判長は「上告趣意は事実誤認の主張であって、上告理由に当たらない」と裁判官全員一致の意見として被告の上告を棄却。これによって、小林被告は無期懲役の判決が確定することになります。

2023/12/23新潟総合テレビ

こども家庭庁は4月から、子どもへのわいせつ行為で資格登録が取り消された保育士の情報を記録したデータベース(DB)を導入する。全国の自治体や保育施設などが保育士を採用する際には、DBでの検索を義務付ける方針だ。過去にわいせつ行為をした保育士の現場復帰を防ぐ狙いがある。

 DBには、登録が取り消された保育士の氏名や生年月日、取り消し理由など、過去約20年分の情報を記録する方向だ。新たな該当者の情報は、登録業務を担う都道府県がDBに反映させ、更新する。
 登録取り消しを受けた保育士が、処分歴を隠すため改名している場合も想定されることから、保育施設などには旧姓も含めた氏名確認の徹底を求める。個人情報を扱うため、同庁は自治体や保育施設に対し、DBにアクセスできる人の限定や、パスワードの強化など、情報管理の厳格化も要請する。
 わいせつ行為を行った保育士は、行為が確認されれば刑事事件に至らなくても登録が取り消される。2022年6月に成立した改正児童福祉法で、再登録に向けた申請ができない期間を2年から最短3年に厳格化し、DBを整備することも盛り込んでいた。
 教員を巡っては、文部科学省が昨年4月、わいせつ行為で教員免許が失効した元教員の過去40年分の情報をDBに集約し、全国の教育委員会や私立学校で共有するシステムを導入。教育委員会などが教員を採用する際にDBで検索することを義務付けている。
 同庁は、学校や塾、保育施設などでの性被害増加を受け、英国の「前歴開示・前歴者就業制限機構」(DBS)を参考に、性犯罪歴を確認できる「日本版DBS」の導入についても検討している。わいせつ事件が発覚した元教員らが塾や習い事教室などで再雇用されることを防ぐのが目的で、DBSに登録する刑の種類や確認を義務付ける事業者の範囲などに関し、制度設計を進めている。

2024/1/25読売新聞オンライン

日々目を光らせよう。
立法府に。
司法に。
そして、報道陣にも。
メディアは印象操作をするものであると覚悟して、一つの記事を複数のメディアで目にしたいものである。

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