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日常の出来事

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夕まぐれ 瞼浮かびし 紅雀

夕まぐれ 瞼浮かびし 紅雀

数日前、長年連れ添った老猫とお別れいたしました。享年21歳でした。(写真は2008年撮影)

まだまだ元気に飛び回っていた頃、先っぽに赤い小鳥のチャームが付いた猫じゃらしが大好きで、飽くことなく遊んでいたこと。

つい最近の出来事のように思い出されます。

猫の21歳といえば、人間でいうところの100歳クラスなのだそう。本当に長い間、ありがとう。そして長い人生ご苦労さまでした。

本日の思いつき

本日の思いつき

本日の思いつきはこれ。

焼きおにぎりとしじみのスープ、出汁茶漬け風にしてみました。

中途半端に残ったご飯をおにぎりに。しょうゆ+みりん+ごま油を垂らしながら、石油ストーブで焼きました。(ちょっと焼き過ぎて片面コゲちゃいました…)

しじみのスープは昨日の晩の残り。冷凍のしじみを水+お酒に入れて沸騰させ、アクをすくいます。あとはえのき茸、菜の花を投入し、白だし+しょうゆで味をととのえました。

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秋の空 返しにきたぞと 百舌鳥キチチ

秋の空 返しにきたぞと 百舌鳥キチチ

重信川の河口近く。位置が遠くはっきり捉えられなかったのですが、くちばしの特徴や鳴き声などから「おお、モズだ」と気づきました。伊予の地ももう11月。そんな季節となったようです。

柳田国男『野鳥雑記』(岩波書店、2011年)には、以下のような一節があります。

伊予の大洲のあたりでは、百舌は友人の時鳥に昔から借りがあった。それを返弁するために時々は蛙などを捕って、枯れ枝のさきに突刺して置く約束をした

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ドラゴンフルーツを食べました!

ドラゴンフルーツを食べました!

高校生の長男が「ドラゴンフルーツはいらないか?」と聞いてきました。聞けば学校で売っているのだといいます。

長男が通う高校は大学の付属高校。大学の農学部と隣接している関係で、農業との関わりが深いのです。農学部の学生と高校生で栽培した作物を、校内で販売したりもしています。過去にとうもろこしやみかんジュースなどを買ってきてもらったことがありますし、今回のドラゴンフルーツももちろん、一連の収穫物のひとつ

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メジロ押し

メジロ押し

古本屋で仕入れた志村英雄、山形則男、柚木修共著『野鳥ガイドブック』(永岡書店、1989年)のメジロの項には、こちらのような「豆知識」が付されています。

大勢の人が押し合っているような状態を「めじろ押し」という。これはメジロの群れが、互いに体を密着して枝にとまる様子からつけられた。スズメなどは間をあけてとまる。

そう言えば、前にこんな写真を撮ったぞと引っ張り出してみたのが冒頭の写真。愛媛県松山市

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ヤマガラのお話

ヤマガラのお話

今回はヤマガラのお話。

なかなかすばしこいですが、たまに至近距離まで近づいてくれますね。可愛らしい。こんなポーズをとると、意外にたくましい足をしているのがよくわかります。

ちなみにヤマガラとは漢字では山雀と当てるようです。

いつ頃の話なのかは詳しくわかりませんが、柳田国男『野鳥雑記』によると、その昔はスズメの事をクラと呼んでいた時代があるとのこと。時間とともにクラ→カラと変化していったのでは

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不思議なり、鳥の世界。

不思議なり、鳥の世界。

冒頭の写真は愛媛県新居浜市の滝の宮公園にて撮影。ヒヨドリですね。

カメラ目線です。

こちらは横目でチラリ。

カラス博士として知られる杉田昭栄氏の論文によると、鳥類の多くは片眼視野が広い割に両眼視野が狭く、例えばハトの視野角は316度もあるのだそう。(人間は200度)もしかすると「横目でチラリ」のほうが、私の姿をよく確認できているかもしれません。

同論文からまとめのところを少し引用しましょう

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with外来生物の実感

with外来生物の実感

岩堰(松山市)へと撮影に行った。目的は野鳥である…

「原則運動禁止!」の警報が出る猛暑の中でも、ここに来るとさながら森林浴のような気分。非常にいい場所だったのだが、いざ家に戻ってRAW現像をしていると、何やら複雑な気持ちになってきた。今回はその話題である。

原因はこちらの写真。

野鳥を探す合間になんとなく撮影したのカエルとカメ。一方はウシガエル、もう一方はミシシッピアカミミガメ。勘のいい方は

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