旬の「おいしい」を届ける
「旬のものを食べさせたいって、ものすごい愛情だなと思うんです」
すーっと馴染んだのを覚えている.
どなたの言葉だか、どうしても思い出せないのだけれど.
母は、料理にこだわる人で.
春には筍ごはんを炊いてくれたし、
秋には梨を剥いてくれた.
まず旬の食材は、からだを整えてくれる.
夏野菜はバテの対策に、
冬野菜は風邪の予防に、一役買う.
でもそれ以上に、旬のものは、
季節の移ろいを感じさせてくれる.
大学生のわたしもようやく、料理を好きになった.
彼が4月から、研究室に所属するのだ.
忙しくなるから、
季節のイベントに代わるものを.
学食で栄養が偏るかもしれないから、
体調を整えるものを.
旬の「おいしい」を届けるため、
わたしの奮闘は続きます.
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